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心理的安全性を目指して

今の勤務先では子どもにとっても大人にとっても安心できる環境づくりを目指している。
言葉は違うが、意味合いとしては「心理的安全性が高い環境づくり」が学校の目標になっている。

心理的安全性とは「組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態」を言います。


クラスや職員室での発信者は、割と決まっている。

伝えたいことがある人、
周りの視線を気にしない人、
責任感や勇気がある人、
ムードメーカー などなど。


その人たちに加えて、普段あまり発言しない人たちが安心して言える環境づくり。

それには、私は受信側も同じくらい大事だと思う。
そしてそれはすごく特別なことではない。

あいさつが返ってくる。
目を合わせてくれる。
話をするとメモをとったり覚えていてくれたりする。
頷いたり笑ったりなどの反応をしてくれる。
質問してくれる。
普段、中身がない雑談を楽しめる。

私自身、雑談が苦手だが、うまく話せていなくても「うんうん」と聞いて貰えるとホッとする。


話を聴くことはコミュニケーションにおいて基本中の基本のスキル。
なのに大人でも案外、それを重視していなかったり、しているつもりでいることも多い。



会話の中で、相手が「でも」「そうじゃなくて」と言って噛み合っていないのに、話の流れを強引に引っ張る人。

最初は相手の表情が生き生きしていたのに、だんだん虚ろになって目を合わせなくなったり反応が薄くなったりしていることに気づかない人。


心理的安全性は特別なことではなく、その人に関心や敬意をもったり、チャレンジを応援したりすることで、高まっていくものだと思う。
行動する人、それを見守る人。
発言する人、聞く人。
両方の役割を経験して学んでいく。


教室や職員室の心理的安全性の確保はもちろんだが、保健室も同様に誰にとっても安心できる場所にしたい。

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