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トロント初月にシェアハウストラブル。オーナーからのセクハラ・引っ越し後の脅迫[2]

前回から大分時間が経ってしまいましたが…
今だにトラウマで引きこもり生活継続中の私です。皆様コンニチハ😂
前回の内容はこちら⏬
https://note.mu/maddy0906/n/ne8cd7136e5f4

引越し後が本当の修羅場だった。

今回は、セクハラオーナーの家から逃げた後の顛末や対応をツラツラ書きたいと思います。
蓋を開けると過去のオーナーの行いも明らかになって顔面蒼白案件。

引越し先も決まった4月もあと残り1週間。

なんだかんだで、次の私の代わりに入る人も見つかり
(すまない…男の子だから大丈夫だよね…)
無事にその人からデポジット$600も受け取ったわけだし・・・
私はふと閃きました…

正直これ以上、義理でいる必要なくね?

そうです。居続けても居心地が悪いだけ
起きてリビングに行けば、オーナー夫婦が夕食で使ったテーブルがそのまま
シンクは皿で埋まった状態

憂鬱な朝を迎えて、そのまま1日中外に出ずっぱりで
日が暮れて夜遅く、オーナーがいるテレビの光しか灯っていない暗い家に帰る
家に入る前に万が一のために毎日ボイスレコーダーをスイッチを入れる
そして深夜には夫婦喧嘩が部屋まで響いてくる
こんな地獄の毎日を耐えたってレベルは上がらねぇ…

あ、そうだ。もう出よう

5月までの数日、私はダウンタウンのユースホテルを予約。
オーナーにもさらっと伝えて(ここ間違いテキストで残すべきだった)、
奥さんに最後の部屋のチェックを依頼。

・そして脱出当日。 何事もなく済んだように思えたが…

当日は週末土日。
次の家に荷物を置かせてもらうためダンボール2個とスーツケースをリビングに運び出す私。
朝に奥さんから最終チェックをしてもらい「大丈夫だと思うよ」とOKをもらう。
そうするとこの日は珍しくオーナーは友人の家に行くという話を突然聞かされる。

「え、家の鍵どうするの?」
奥さんに鍵を渡してしまい、彼女は仕事に出ていってしまった。
「今すぐ彼女に電話して鍵を手に入れろ」
と無茶振りをオーナーに言われサブのキーを手に入れる。
そして一緒の時間帯に出よう。
と彼から提案され、その方が後グサれもなく別れられるのでしぶしぶ了承する。

「じゃぁ、僕はもう行くよ。あ、Uber待ってるわけ?」

は?もうお前自分が提案したこと忘れたわけ????

私が家を後にしようとする前にオーナーは上機嫌に出ていってしまったのだ。
唖然。
私は次の家に荷物を置くにしても時間を指定していたので離れるにも困難だった。
最悪にも家に1人になってしまったのだった…30分~1時間程度
とりあえず、鍵の返却方法については奥さんに聞いていたので
ガレージの中に隠して返却した際に写真付きで鍵の場所を伝えてLyftで離れた。

・どこまでも逃さねぇからな!の精神に遭遇する

なんとか荷物を次の家に仮置きさせてもらい、予約したホテルで一息つく私。
携帯していたリュックサックの中身を整理するととある事実に気がつく。

・返されたデポジットと次の家の領収書が封筒から消えた!

しっかり封筒の中に入れてリュックの底にしまっていたのだが、それが無くなっていた。
私もうっかりしていたが、毎日中身はチェックしていなかったし、毎日リュックを背負って図書館やカフェに行ったりしていた。
その間実に4日程度だ。

しかし、奇妙にも他に財布も入っていたのだが、クレジットカードはそのまま
そして、次の家の領収書にはキッチリと住所が載っていたのだった。

・翌朝に、お前を訴えるとオーナーから脅迫のテキストが

これは私の落ち度だったが、出た瞬間にオーナーの連絡先をブロックしていなかった。
すると長文でテキストが送られてきたのである。
要約するとこんな感じ。

「私が共謀して、家に泥棒を入れた。被害額は約総額35万円
(しかも泥棒は前の入居者日本人たち/一人を除いて全く私には面識はない)
 証拠はしっかり監視カメラに映っている。
 もう警察には通報したから、捜査は開始される。
 またお前が仕事でwifiを使ったから、その損害賠償と精神ダメージで訴える
 それでは法廷で会いましょう

これが実際のメールである。(一部名前は隠させてもらう)


ようは私が奥さんに取り入っていたのが気にいらないということだ。

は?!カメラに映ってるわけねーよ!!!やってないんだから!!!
何言ってんだコイツ?!?!
しかもお前、私が出て行くときにペナルティなく出られるって言った癖に?!(前回の記事画像参照)
たった4GB をその夜にDLしただけで容量制限くらうとかどんな安いプラン組んでるんだよ!!!
Powerful wifiもAll include!!って言ってたのがちゃんちゃらおかしいぜ!!

とりあえず意味が分からないから奥さんへどういうことかメールで聞いてみた。

「昨日はすごく酔っ払っていて
私にも変なことを同じように言ってきたので
無視してブロックしてください😂」


すごい!!通常運転ですね!!

「やってないことを言われたので、すごく悲しいです😭」と返信すると
「そう私も同じなの…」と返ってきたので
もうそのまま

奥さんもブロックをした私

・明かされるトンデモオーナーの行い

そしてここでお話ししておこう
一時期、一緒だった日本人の女の子のルームメイトがいたの覚えているだろうか?
前回の記事に書いているが、彼女はほとんど家にいなかったのだが…
ひそかにコンタクトを取っていた私たち。
私が引っ越すという連絡をした際に、察して色々と手助けしてくれたのだった。
そしてオーナーの悪事の数々を話してくれた

彼女に対して
「日本の職場や親に連絡して地元にお前の悪事を広めてやる」等の脅しや嫌がらせの長文テキストメッセージの数々
他の入居者については、家賃を盗んだとあらぬ因縁をつけて職場までストーカー
被害妄想も激しく、数々の日本人を餌食としていた。

じゃあ、そもそも家を貸すなよ!!いいえ!!日本人はカモですから、こんな良い商売はありませんね!!!🤑

そう何を隠そう実は彼女が警察に通報してくれた本人だったのだ!!!

なんとその時のオーナーの言い訳は「僕の方がハラスメントを受けてるんです!!」とのことだった…
なお逮捕ということもいかず、その場の厳重注意で終わった。

・大パニックな私、号泣しながら親に連絡

そして今度は私が脅しのメールを受け取る番だった。
日本人には平等に例外なく全員漏れなくパーンチ!!である………
上記の通りカバンの中から、新住居のアドレスが記載された領収書が消えている。
あのオーナーから居場所を知られている私。
もし訴えるというのがハッタリでも、過去の行いから家に押しかけてくる可能性がある。
しかもオーナーは軍隊出身のためへたすれば暴力行為に出られたら死ぬ
何をすれば良いかもわからず、とっさに日本の親に連絡する。

身の危険を覚えるってこういうことか!!!!


・海外で暮らす覚悟がお前にはない。

ことの顛末を話す私。今後の対応等を相談する。
オーナーが酔っ払って支離滅裂なことを言っているから引越しを検討している話は事前にしていた。

そして父親から言い渡された言葉
「危険を感じたのに何故荷物を放っておいてでもすぐに逃げなかった」
「金を気にしたって大した額でもないだろう(5万5千円程度)」
「日本の常識で考えても、そこは海外なのだから常識が違うことを意識するべき」
「警察に行くと言っても報復の可能性もある。日本と違って安全でない場所で戦わないといけないのは危険だ」
「ブラック企業と闘うのとイかれた相手と闘うのは違う」
「そういったことを全く考慮しなかったお前には海外で暮らす覚悟がない」
「それで体調を崩すくらいなら日本に帰れ」
「意地を張ったって、何も良いことは起こらない」

等々。
いや、正論なんですけどね・・・

なんで被害者なのに味方の家族にまた責められないといけないんですか!!

寄り添った対応を求めると、父親はヒートアップ。
見かねた継母が「とりあえず、心配だか1〜2週間でも良いから一時帰国すれば」との提案で一時丸く収まる。

はい、華麗に一時帰国決定。✈️

(突然の決定だったので、色々な調整をして総額50万くらい吹っ飛びました)

・とはいえ泣き寝入りも嫌です。

その場で1週間後、一時帰国をすることが決定しましたが、
その前に、両親からの提案で領事館・弁護士・警察に行って相談することに

・領事館も弁護士もその物件について知っていた

最初は領事館へ。
ことの顛末を窓口で伝え、オーナーからの脅迫メールを見せていると
奥から別のスタッフの方が出てきて「それってこの住所のこと?」

そう!!!まさにそこです!!!!


領事館の人「去年の12月にも同じ物件のトラブルの報告があって…ここのオーナーからの嫌がらせだよね?」

間違いなくそこです!!!!マジかよ!!!常習犯かよ!!!😡

既に領事館でも報告を受けており、入居者の募集の書き込みがあった掲示板には運営に書き込みができないようにBAN依頼の対応をしていた
ただ他の入居者を利用して代理投稿を利用しているのでイタチごっこのようだった。(私も加担させられてしまっていた…)

領事館の人たちには、かなり同情してもらい。
とはいえ、対応も限界があるので警察に行くことをおすすめされる。

次に日系の法律相談所へ

色々とネットで必死に探していると日系コミュニティセンターにそういうものがあると発見。
何故か電話が繋がらなかったので、アポなし凸を実施。
日本人の弁護士の方がクライアント対応のため外出してたが、事務所に帰ってきたときに親切に話を聞いてくれた。

「あれ?それ聞いたことある話だぞ…前に電話相談もらったことがある」

マジか。。。😵

てゆーか私と同じ道を辿っている人がいる…仲良くなりたい…
そこでも警察に行くことを勧められる
ただし、こちらの法律的にオーナーの逮捕は難しいということを聞かされる。

【オーナーから受けたセクハラについて】
・口説かれただけではセクハラまでとはいかない。(え、既婚者からでも?!)
・言動としてももっと踏み込まれるか、身体的接触がないとセクハラにはならない。
(触られたらもっと危険じゃん!!!)
・とはいえ、口説かれた後に逃げたのは正解。人によっては、誘いにのってリビングにいれば手を出されていた可能性もある。
【オーナーから脅迫メッセージについて】
・”訴える”という言葉だけでは脅しとまではいかない。例え事実に反していても
・脅迫というのは”殺す”等の身体の危機を感じさせるような強い言葉が必要
・また1件だけのメッセージなのでストーカー行為としても弱い
 (受け取った時点ですぐにブロックしたしな…反論しときゃよかったかな)

【見解】
ギリギリ法律には抵触しない程度の言動で抑えている 
相当これは相手は慣れた行い、常習であると考えられる。


とはいえ、オーナーからの「訴える」もハッタリである
損害が30数万というのであれば、裁判をした方がお金がかかるし、
書状が必要で、訴える相手にしっかり届かないといけない
それでも彼の主張は弱いので裁判でも受け入れられないだろう。
それは保証する。

入居者募集のあったサイトには、オーナーの情報や投稿の特徴などを運営側に伝えておきます。

とのことだったので、少し安心して私は事務所をあとにした。

・その警察が一番仕事をしてくれなかった。

警察に行く前に、Vancouverで少し仲良くなった現地の子が連絡をくれた。
正直なことを伝えると、とても同情してくれて
警察に行くならことの顛末を文章でまとめた方が良い!!と私の拙い英語を見てくれた。

そして当日、起こったことをまとめた文章とオーナーからのメールをプリントアウトして警察署へ

Google mapで場所を調べるも評価が☆2ととても低く、
また通報したルームメイトも最初警察署でぞんざいな扱いを受けたらしいので
私はとても緊張していた。

その日は週末だったので、警察署は少し薄暗く人も少なかった。
対応してくれたのは、白人の中年男性だった。

「この人に会いたいんですが…」
と私はルームメイトにもらった名刺を見せた。
それは通報したときにオーナーにその場で警告してくれた親切な警官の名刺だった。
「彼は今外回りだけど、自分は部下だから話を聞こう」
と言われたので、私も緊張しながら
「自分がオーナーから不当に訴えられており、他の入居者も嫌がらせを受けているので身の危険を感じていること」を説明をしてプリントアウトした紙を見せた。
そしてできれば彼に警告を出してもらえないかという希望を伝えた。

「これは道路の向こう側から見た方が良さそうだね」
「…???」
「冗談だよ…どれどれ…」

実はオーナーからのテキストの全文をA3用紙にプリントアウトしてしまい、
読むには若干大きすぎたため彼は冗談を言ったのだった。
しばらく彼はオーナーからのテキストを読み進め、そしてこう答えた。

「これは民事だから、警察では対応できない。
よくある大家と借家人の問題にしか見えない。」


え、いや…
すでに通報されてて厳重注意されてる人間なんだけど???
他の入居者にも同じように嫌がらせされてるんだよ?
それに私が共謀したというのは真実じゃないんだけど!
動揺しながら私が伝えると

「それでももうこのメールが送られて既に1週間近く経って、その後なにも来てないじゃないか」
「それは私がメールをブロックしたからです」

私が色々と反論しているとその警官は私を懇々と説得しようとした。

「いいかい。君は100%訴えられる可能性はない。
 何故なら、わざわざ君を訴える方がお金がもっとかかるから
 書状が届かないといけないし、
 言語的に立場が弱い留学生を民事に訴えたってそもそも成立しない
 君は100%安全さ」


それはそうだろうけど…その前に私は脅威を感じているんです!と主張を続ける。

「君の言い分は分かるけど。よくある話さ。自分も人に家を貸している。
 中にはとんでもない人がいて物を壊したりするからね
 だからこのオーナーの言い分はとくに何も不自然でない
 それより賃貸の問題は別に対応する役所があるから、そこに相談しに行くと良い」

どう反論しようとその警官は仕事をしたくないようだった。
もちろん表面上親切に対応をしようとはしているが、私が望むような結果にはしてくれなさそうだった。
私は悔しさで気がつくと号泣していた。
彼は私にトイレットペーパーを差し出す。
続けてライセンスもない家であろうことも伝えたが警官はガンとして譲らなかった。

「被害届を出しても良いけど、週末は対応してないから週明けに来たらいい」

そしてその事務所の住所をプリントアウトした紙を私に渡してきた。
週明けはすでに私はカナダから出てしまっているので、これ以上は何もできない。
なんとか粘って、どうにかしたかったが私はその警官の言葉で心が折れてしまった。


また名刺の相手を呼び出すかどうかも聞かれたが、
ここまで言われて説得されてしまったら…私にはこれ以上何を言ったらいいか分からなかった。

途中で奥から他の警官が「どうしたんだ?」と様子を聞きにきたが
その中年の白人の警官は「ただの賃貸トラブルさ!」と他の警官を追い払った。

彼は私が納得するまで、私が泣き止むまで私を説得し続けると言った。


納得できるわけがないじゃないか!!!


しばらく警察署の隅に居座っていたが、もう埒が明かないのもわかっていたので
私はしぶしぶと納得したフリをして警察署を出たのだった。


・失意の中、一時帰国することに

最後のあがきとして、翌日フライトがある時間までに
その警官が紹介してくれた賃貸の法律所みたいなところに翌朝行ってみた。

だがしかしそこは…
前回も記載した通り、基本的に賃貸のライセンスを発行しているところしか管理していないのだ。
契約書の番号を要求されたが、もちろん無許可の物件だったためそんなものはない。

朝一に来て、待ってみたが…それじゃ対応できない。と言われて追い返された

緊急でない限り13時-15時しか対応していない

しかもそれも予約できない仕組みなため、
現地で行ってみて15時までに呼ばれなかったらまた別の日の同じ時間帯に行ってまた同じように待たないといけないのだった

なのでそんなことをしたって、時間の無駄だった。
待って、誰かと話したところでまた無許可物件だから対応できない

と死刑宣告されないといけない。

そういうことで失意の緊急帰国を私はすることになった。


※悪あがきで、違法物件を通報できる機関があるので通報してみたが未だ進捗ナシ

今回、海外でトラブルが起こった際に解決することが難しいことを確認したので

そもそも海外でトラブルを起こさないリスクヘッジ大事

ということを痛感した1ヶ月だった・・・

ちょっと長くなって収まらなくなったので…
次回、トラブルリスクヘッジまとめとトラブルの際の対応をまとめようと思います。

ちょっとでも同情してくれた人は、投げ銭してね⭐️
(現金・・・)

【続く!】

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