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トロント初月にシェアハウストラブル。オーナーからのセクハラ・引っ越し後の脅迫[1]

トロント怖ぇええ・・・!これがカナダの都会の洗礼か・・・!


わざわざ引っ越す前月に下見に来たのに、旅費返して(涙

トロントで卒業後は就活に集中しようとしているところにまさか!!
バンクーバーでは仲介会社を利用していたので、そのありがたさを感じつつ…

ざっくり概要

地域:イーストヨーク
(地域的にはダウンタウンから電車で1時間以下で主にローカルな住宅街)
 そもそも地域的にシェアハウス用に家を貸すのは許可されてない場所ぽい
 ググると同じ地域で、違法シェアハウスの話が数件出てくる
 …割と悪質で数年前から有名な物件だった模様
物件:一軒家の部屋を間借りするタイプ
   オーナー夫妻とは、リビングやキッチン等はシェア
見つけた場所:オンライン掲示板e-maple
なぜ借りたのか:リア充しようとした結果
 夏には裏にはにジャグジーやBBQスペース作って楽しめるよ。
 犬もいるし、Netflixもスマートテレビだから見れるよ
 旅行にも一緒に行けるし、仕事も紹介するよ等々の甘言
オーナー家族構成:中年の白人男性+日本人妻
トラブル内容:
オーナーからのセクハラ。退去後、窃盗と共謀罪で訴えるという脅迫
触られたりはしていないが、家に2人きりになってしまった際に酩酊した状態で絡まれ口説かれる🤮
全く私が面識のない過去の入居者と共謀して金を盗んだなどとの因縁

そもそも下見した時点で、
かなり物が溢れて散らかっていたり、冷蔵庫が満杯で入らない等
気になる点はあったが、部屋はまぁまぁ広いし窓もあるので日当たりは良さそう。
テレビも部屋にあるし、リア充したい欲に負けて契約
この時期、日本からの留学生も多く、なかなか良い物件も見つからず
”契約書もレシートも発行してくれるきちんとしたところ”だと思い契約
オーナーも見学者に軽いインタビューをして、入居者との相性を見るとのことだったので信頼

【違和感その1】
引っ越し初日(初日かよ)
夜遅く仕事から帰ってきた奥さん、ケータイの操作方法が分からないことで
オーナーに相談しているとオーナーが突然キレ始める。
日本語の画面のままなのを怒鳴りつけて、設定を変えろと声を張り上げた。
リビングで私がいる前でだ。
初日からこのインパクトは大きいが、お人好しな私は
「タックスリターン(確定申告)の時期だし…疲れているのかな。私の荷物も部屋に運んでくれたし。
お金のことも関連してるし…イライラはするか」としか考えてなかった

【違和感その2】
私の部屋の扉の外、次の扉につながる場所に空間がある。
裏庭に続く大きなガラスの扉があり、書斎的に使えるような空間だ。
なので暖房もあまり効かないし、ガラス戸にカーテンもブラインド程度だ。
そこに人を住まわせていた。
見学した際にもいたが、夏には裏庭の通り道になるので人を住まわせない風に言っていたが
どう見たって、私の部屋への通り道だから扉の開閉で音はするし、目隠しをしていたとしても住みにくいところだ。
そこに新しい入居者がいたのだった。いやぁ、これちょっと違法の空気しね…?
1つのバスルーム(トイレと風呂)は5人でシェアだし

ドアはゆがんでいて閉めにくいし
セントラルヒーティングも水が漏れてて、機材が一部錆びてる
なぜか入居者の部屋にオーナー夫妻の荷物が溢れてるし
(見学時には前の入居者の物もあったので気がつかなかった)
部屋には鍵がない
アレ…ここちゃんと管理されてなくね…?

【違和感その3】
リビングで夫婦喧嘩が始まる。(これが来て1週間で何度も頻発していた)
奥さんに対して盗人だとか刑務所に行け!などの暴言
他の入居者とのトラブルを匂わすような発言
私の部屋は1階、リビングの奥なのでその声は筒抜けなのである。

【違和感その4】(3日目)
オーナーが食事のリクエストを突然して、
奥さんが遠出して買い出しに行って配膳しても何か気に入らないことがあれば
突然キレて食事には手をつけず席を立って、リビングのソファでケータイをいじりだす。
その日は私もお呼ばれして食事の席を一緒にしたのだが、これについては言葉を失った。
しかもリビングで食事をしているのに、リビングから出ていかないのが面倒くさい。
奥さんとの口論も始まるし…

いや、このモラハラ中年男性やっかいすぎる…

奥さんはかわいそうだし…
てか夫婦間の問題があるときに他人を住まわすのはやめようや…
奥さんもここ最近様子が変だと言うので、病院やカウンセリングとか…と控えめに勧める。
正直、こっちにまでそれが回って来たらやっかいすぎるから、なるべく関わらないようにしよう…


と思っていた。

【違和感その5】

そう思っただろう!!そうは問屋が卸さないぞ!!
なんとオーナーはほぼ1日中、リビングにいるのだ!!

(奥さんは働いていて、ほぼ日中家にいない)
たまに買い物かで留守にはするみたいだが1時間も留守にはしない
1日中ソファに座ってケータイをいじりながら、テレビを見て犬とおしゃべりしているのだ。
(定年退職した日本人の男性みたいな生活をしているな…)


なので何をするにもリビングの横を通らないといけないし、キッチンで料理をしようものならリビングから何かしら指図されるのだ。
最初は、入居者が慣れるまでは色々心配だからあらかじめ注意しているのだろう。と好意的にとっていたが
何をするにしても、私がしていないことに対しても”玄関を閉めていない”だとか”ゴミを捨てていない”
シャワーを使う確認を取っているのにも関わらず、15分もしてないのにシャワーを止めた瞬間にオーナーがバスルームの扉をノックしてくる。
換気扇を回して料理している最中に”コンロを長時間使うのは体に悪い”等ちょっと意味のわからないことを言い始めるのである
リビングとキッチンはつながっているので、調理の音がテレビを見るのに邪魔ということなのだろう。それならそう言えばいいのに...
ということで、何をするにも監視されているような気がして、料理ができなくなった。

そしてそれは起こった。
すでに1週間もしないうちに、居心地の悪さを感じ始める私

入居して6日目の土曜日
トロントに移り住んでいた友人と遊んで、夜に帰るとオーナーが1人家にいた。
なんとなく様子がおかしいが、向こうが挨拶してきたり私が抱えていた大量の買い物を運ぶ手伝いを申し出てきたのでないがしろにはできない。

そして私がキッチンでお湯を沸かそうとしているときに、横に立ってきていつものように説教が始まったのだった。
またか…と私は思ったが、逆上されると困るので手を止めてまじめに聞いた。
だがここで話が支離滅裂で二、三点するし、変に脱線していく、私の問いに彼は答えないのだ。
「すみません、何を言ってるのかあまりわからないんですが…」
「自分にも分からない」

とオーナーはうつろな目で微笑みそれだけ答えた。あ、こいつ酔っ払ってる。
立っているのもやっとという感じである。
この時点で恐怖である。

私が疑問を投げかけても無言で見つめてきて一方的に話しかけてくる。
そしてふと彼は口を開いた。
「君は綺麗だ…君の瞳の形は…」

うわぁ…こいつ、米食い君(日本人女性を好む男性)かよ…🤢
と心の中で叫んだ。勘弁してくれよ。まじまじと見つめられる。
けどオーナーだし世間話かな…まぁよく言われるし…テキトーに流すか
(こう思った時点で間違い、なんで中年の既婚者にテメェの家で口説かれないといけないのか🤮)

今度は自分の体型の語り出すオーナー
せやな中年やから腹は出るな…運動しようぜ

「最後に綺麗って言われたのはいつ…?」

は????

ちょっと何言ってるのか分からないんですが…
うーんと考え込んでいると

「考えないで。はい、言って」


彼は、私に言われたことがない。と答えてほしいんだろうなと思った
なぜなら日本人女性は褒められ慣れてないからというのが通説なので
だから褒めてくれたのは唯一無二に目の前のオーナーと答えて欲しかったのだろう

「や…覚えてないし…分からない」

と答えると
彼は微笑みながらずっと私を見ていた

「じゃぁ、僕にも同じことを言ってみて」

えーーーーと?????

私が言いよどんでいたり、噛むと

「ふふ、言えないでしょう」

と笑った。ぎゃぁあああああああ…ナンダコレ😫気持ち悪いよぉ…


こいつ、私の英語力をバカにしてるし
典型的な”バカでお人好しな日本人女”として扱っている

この辺りは、米食いくんを相手に何度もしているので相手が期待しているものが分かるのだ。しかし米食いくん撃退方法を私は知らない。

もう私は恐怖で震え上がっていた。

これはダメな癖だが、他人が自分に問いかけてくる際はきちんと応えなくてはいけない。
何も悪意を持って他人は私に接しているわけではない。という思い込みだ
そのため何か違和感があっても社交辞令で微笑んで応えてしまう。
これが相手に誤解を招くのだ。面倒くさい…

家には2人きりであるし、自分より倍以上でかい男が酔っ払って、
支離滅裂なことを言っているし、何をしでかすか分からない

私は彼が何も言わないことを良いことに
「綺麗と言えば私この綺麗な水筒を今日買ったんだ!洗わないと!!」
話題を変えて、水筒を洗ってそそくさと自分の部屋へ逃げるように引きこもった。

「リビングで過ごせるよ!一緒に映画を見よう!」

そんなことをオーナーに何度も言われる。


ノコノコ行くかよ馬鹿野郎!!!!!!!!

不幸中の幸い、オーナーが立っていた側は私の部屋とは反対側だったので部屋に戻れた。
これで立ち塞がれたらおしまいであった…
(周りにもこれを言うとリビングに行ったら絶対ヤられてた。部屋に逃げ込めて良かったと)

もうあとはドアに鍵をかけて、椅子で開かないよう固定して
どうしようどうしよう…と考えていた。
オーナーの奥さんにも連絡を取ろうとしたが、働いているし帰ってくるのも3時間後くらいだから頼りにできない…

その夜は1度だけキッチンに行って、お湯をくんで外には出ていない。
ただキッチンに行くと、タバコをオーナーが吸ってるのである

「ふふふ、忍び足。すごいね」

と彼は日本語で言ってきた
とにかくその姿は不気味だった…

【翌日】
奥さんと2人になれた隙を確認して昨日の顛末を話した。
奥さんも昨日オーナーが酩酊状態で、支離滅裂で何を言ってるのか分からないことは確認していた。
こんなことは初めてだし…と困惑しているも、
いつものことでもないからということで大きくは捉えてなかった。
支離滅裂な話も「そういうことはあるから、真面目に聞かなくても良いよ。頭おかしくなるから」と日常の延長に言われた

そういう風に捉えられても、こちらとしては信頼関係もまだ構築できてない段階でそんなことをやられたら、どうしてこの家にいられようか・・・
いやもうちょっとオーナーとは無理です・・・と私が言うと

「私に言われてもちょっと分からないので、本人にも聞いていないし…
 今夜改めて3人で話し合いましょう…」

そんなことがあった翌日にオーナーと対面するのは恐怖だが、奥さんも一緒にいてくれるなら
こういことがまたあったら、出て行くくらいは言わないとな…
と少し安堵したのであった。

【どこまでも期待を裏切る展開】
そうこうしているうちに、オーナー夫妻が出かけている間に料理をしていると
彼らが帰ってきた。


「僕が何か怖がらせるようなことをしたって聞いたけど、何をしたんだ?」
玄関から彼が帰ってくると、キッチンに立っている私に話しかけてきた。

話し合いと違うんかい!!!!!!!

奥さんはまだ車から荷物を出しているのか、なかなか出てこない。
玄関でそんなことは信じられない!というポーズを彼は取っていた。

私は昨日のこともまだ引きずっており動揺して、しどろもどろになりながらも伝えるが
「何を言ったっていうんだい?」
と具体的に何を言ったか問い詰めてきて、トラウマを抉るようなことを言ってきたり
「えっ!そんなことしたの、信じられない!!」
という言葉やリアクションをした。

挙げ句の果てに
「だって君は綺麗な女の子じゃないか!それの何がダメだっていうの」
「世間話の一つさ!他のルームメイトの日本人の女の子だってこっちで彼氏ができたし」

いや、彼氏ができたとかそういう話題からとっても「綺麗」と口説き出すのは話が別では…と
そこで私は昨夜、セクハラ対策用のググった英語を使った

You are crossing the line!!

(my lineって使っちゃったけど、合ってるかは知らない)

「とにかく、あなたは一線超えたの!私はそんなことは話したくないし、気分もよくない
 プライベートの話もしたくない」

「そんなのその時に言ってもらわないと分からないよ。」
「あなたは酔っ払っていたし、私が言っても応えなかったから言っても無駄と思った」
「あーあー、わかったよ。人それぞれだもんね。これが嫌って言う人はいるね、でもいろんな人がいるしここではそれが普通だったから、分からないよ。」

彼は一言も自分が悪かったとか、もう2度とやらないも言わなかった。
全て酔っ払っていたからと覚えてないと。
あー、よくあるパターンですね。私はまた逃げるようにして部屋に戻った。

【さてここからどうするか】

出たい。
出るしかねぇ…ここを耐えたって、何か良いことはあるのか


これから関係を良好にできるのか…いや、なんで私が耐えないといけないんだよ…
でも引っ越したばかりだし、次が見つかるか分からないし…お金も帰ってこないかもしれない…
仕事もまだこっちのは決まってないし…
いやでも夏になったらもっと家は見つからない…このまま半年耐えるのか…こんな生活? 

事件があった日から数日間は寝れた気になれなかったし、生きた心地もしなかった。
体はバッキバキで起きるたびにびっしょり汗をかいていた。

毎日寝るときは椅子をドアの前において、鍵を開けられても扉自体を開かないようにしたし
部屋に盗撮カメラがないかも探って、なるべく露出をしないように着替えをすることになった。
(リビングルームには監視カメラがあった)
バスルームにあったら意味がないけど…モノが溢れ過ぎていて、疑心暗鬼になれるほど隠せる場所はいくつもあった。

なるべくオーナーとも顔を合わせたくないので
彼が起きてこない朝方にシャワーや食事を済ませて、
(たまに夜遅くまでパーティーをして、リビングに寝られるときも…涙)
8時半には家を出て図書館やカフェで勉強や仕事をして夜は9時半近くまで帰らないようにした。
帰るともちろんオーナーはリビングにはいるし、帰ると犬が吠えるので「Hi」とだけ言って犬を触って吠えるのをやめさして部屋にこもる生活に。
帰るとヘロヘロになっているので、すぐ眠りにつけれて朝も緊張状態でハッキリ目がさめるので、
ある意味睡眠時間だけが健康的になった。

【どこの誰に相談すれば解決策が見つかるのか】

留学中のシェアハウスのセクハラについて、ググったりするが
もっとすごいことを皆んなされていて、よくこの人たち耐えているな…という案件ばかりだった
“頼まれてマッサージをさせられた”だとか”スカートの中に手を入れられたり”、”耳元で愛を囁かれたり”、”胸を触られてキスをされたり”
ものによっては、奥さんも一緒にいる空間でなされており、見ぬふりをされている。

いやぁ…脱線するけど、日本人女子はなめられすぎなのでは…

皆んな、お世話になってるから…と無言のパワハラに負けている。
文化の違いという見えない盾にも無意識に目を向けてしまって声が出せない。
震え上がって何もできないことが多いから、とっさに行動・発言できるよう護身術とかそういうの覚えよう…

なので対処方法はなかなか見つからなかったのである。
またオンライン掲示板で相談している人を見ても”はっきり言わないお前が悪い”や”お前が勘違いさせた”だとか”よくあることだから我慢しろ”等心無い発言で溢れていた。
言われただけで、大げさだと他人から言われる恐怖もあったが、私にはおおごとだった。
またそういうことがあって、どんどんエスカレートしたら・・・

Twitterでも親切な方がエージェントを紹介してくれたので、
シェアハウスのオンライン講座に出席してこの問題を少し相談もしてみた。

「それは住んでみないと分からない事例ですよね…
 出られると思いますが、オーナーによっては最低滞在期間以下に出るときに
 逆上してデポジットを返してくれない場合もあるので様子をみてください。
 出られるといいですね…頑張ってください…」

シェアルームで法律的な相談所は?

これは後に知ったことであるが、
そもそもオーナーと一緒に住む物件で、なおかつ玄関が分かれていないタイプは、
シェアハウスの法律が適応されず、法の保護がない個人契約になってしまうらしい…
なので契約書にサインしてしまったからには、契約の内容は破れないのである。
ちょっとタチが悪すぎない…?
これは短期の留学生やワーホリの人を狙った商売なのである。
彼らは言葉も不便だし、こちらの法律も知らないので泣き寝入りするしかない
(私も含めて)

【もう1人の日本人の女の子は?】
入居者は私含めて3人。日本人の女性2人と黒人男性1人
そのもう1人の日本人女性は、最近友人の家や彼氏の家に止まっていて、家にいることがほとんどなかった。
あれ…もしかして、それが正解なのでは…?
と色々紐解く(奥さんからの過去の入居者の愚痴等)と、合点がいくことがいくつも見つかった。

【数日後~】入居10日過ぎて
悩んだところで、解決策は見つからず
ちょいちょいネットの掲示板を見ては次の物件を探してみるも
なかなか良さそうなところも見つからず、次のところもまたこういったトラブルがあったらどうしよう…となっていた

ストレスでお腹をこわしたのか、ものが食べれなくなった状態になり
精神的にも体的にもボロボロに近い状態だった私

するとケータイにオーナーからテキストメッセージが。

「ここ数日住んでみて、どうかな?
 もし快適と思えないなら、これは相性の問題もあるし君はペナルティなしで他に移れるし。
 今なら、皆んな家を探しているから、次の人はすぐ見つかるから心配いらない。
 もし君がここに住み続けてもそれで大丈夫なら、僕たちは歓迎するよ」

というようなメッセージが外出中に(実際のメッセージはこちら)

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は????態度がいきなり軟化したぞ!!

しかも向こうからこんな提案があるなんて!!

Q.一体どうしたんだ?
A.他の入居者からハラスメントで警察に通報されて警告されていた

こんなチャンスはねぇ!出るっしょ!!

そしてその翌日。
珍しくオーナーと奥さんが朝早くからキッチンとリビングにいた。
オーナーはもちろん私に昨日のメッセージについて聞いてくる。
奥さんがキッチンにいることもあって、2人だけの空間ではないので私はここを去ることを伝えた。
「他に住みたい人がいると思うから、その人たちにチャンスをあげたほうが良いと思う」

穏便に済ましたいがゆえに、ただまだそれなりにお世話になった心もあるので
「ここにいようと試そうとしたんだけど…」
とオーナーに言い訳しようとすると
「言い訳はいらないよ。合わない人は合わないし、これからいい関係を築けるのもその人自身だし」
お、やけに物分かりの良い発言をするな…

「来週末の連休で、バケーションに行くから今日から1週間は見学者をいれるから
 5月1日か6月1日のどちらかは分からないけど、なるべく5月1日で次の入居者探している
 決まったら伝えるから、その後君の次のところを探す手伝いをするよ」

次のところを探す「手伝い」まで、申し出てくれたので
ああ…この人にはまだ良心が残っていたんだな…と少し感心したが
「誠意に対応してくださって、ありがとう。」
「ここはそういうところだからね!お互いに助け合わないと!」

とオーナーが応えたが、
後に私が頼まれてオンラインの掲示板に投稿したり
(なぜか連絡先は私のモノを使う指示。後日知ったがオーナーからの投稿は制限されてた真っ黒物件だった)
色々と次の入居者を探す手伝いをした翌日には
「今はいい物件は埋まっていて他に当てがないから。自分で探してくれ」
とオーナーから見事な手のひらを返すメッセージがきましたとさ。

うん、知ってた。😒

とはいえ、こんな誠意のないオーナーからの紹介で行く次の場所も信じられないし
その後の私の行動を探られる可能性があるなら、自分で探したほうがマシである。

そうこう2、3日後には次に入る人が確定した
日本からの男子大学生である。きっと男子なら楽しめるだろうから、頑張れ!と私はエールを心の中で送った。

(追記*念のため事情はちょっと話し、警察への連絡先も渡しておきました。
男の子の反応はというと面白い人ですねー。というリアクションで終わった・・・
その後もしばらくは掲示板での該当物件の投稿の削除依頼や注意喚起は行っていました)

そしてオーナーも面倒なのか、私たちに直接デポジットのやり取りをするように伝えてきたのである。
テキトーだなホント。
しかもそれがバケーションで今月後半、2週間は留守にするという理由からだったが
きっちり家に居続けているのである。
虚言癖すごくない…?
私が退去する数日前まで出会わなくて済む!やった!と空騒ぎしてしまったのが悲しい。

【次の物件探し】
さて、困ったことに2週間で家を探して出ないといけない。

大体、こちらでは退去1ヶ月前にオーナーに伝えるので、大抵の空き部屋は月の初めにネット掲示板などに投稿されて埋まるのである。
そんなこんなでもう4月も半ばで、良さそうな物件はなかなか見つからないのである。

Craiglist
Kijiji
e-maple(日本人留学生向け)

上記オンライン掲示板でトライしたが、上二つからはほとんど返事がない。
人種・年齢や性別で入居者を差別することはできないのだが、年齢を伝えた瞬間に返信が来なくなってしまうなど
見えない差別はちょこちょこと発生しているのだった。

なので結果的に、すぐ返事のくる日本人留学生向けの掲示板に頼るしかなかった。
時期的にも4月5月で新生活として切り替える日本人は多いので、便乗値上げした割高物件しかないのだが
またレシートを発行してなかったり、個人契約などグレーというか黒い物件も多い。

ここにいるよりは、もうどこもマシだろう…という点で
日本語を喋るゴリ押しな中国オーナーの物件にした
もう搾取される日本人だな…とこのときは凹む凹む。

玄関はオーナーと別だし、2人だけのシェアだし…
留学リア充生活とはまた程遠い感じだけれども
衣食住の食住の確保ができるだけで、儲けものである。贅沢はもう言わねぇ

合計4件ほど下見、コンタクトを取ったのは10件程度

そんなこんなで私のサバイバルトロント生活が始まったのである。

【無事に飛び出せたら今度は訴えると言われたしデポジットの一部と次の家の住所の載った領主書が消えたでござる】

かわいそうだと同情したら投げ銭してください。

次の話⏩
https://note.mu/maddy0906/n/n87b0fb727467

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