熱をまとった言葉は人の心を動かす。

熱をまとった言葉は人の心を動かす。

そんな言葉が私は大好きだし、今までもこれからも、ずっと、その熱の中にいたい。

熱とはすなわち、「想い」である。
未来への希望や、積み重ねてきた努力、相手を尊重する思いやり。
そこに、偽りや陰りはない。

いや、正確には陰りはあるのかもしれないが、熱を帯びた言葉に迷いはない。
何に戸惑い、進めずにいるのか、言葉にならずとも感覚的にわかっている。

この熱を伝えるために、残していくために、私は文章を書くことを諦められない。
だって、誰かの熱をまとった言葉たちに背中を押されてきたのだから。

そして、獣医師としても。
飼い主さんや患者さんの思いを汲み取り、できることを精一杯。

命の前で、医療など無力だ。
命の灯火が消えようとしているとき、できうる治療は限られている。

無力だからこそ,持ちうる全ての言葉を駆使して、残される人が少しでも早く前を向いて生きてゆけるよう、支えていきた

そして、言葉もまた、無力だ。
いくら言葉を尽くしても、届かないことの方が多い。
無力であると知ればこそ、言葉を尽くし続けるしかないのだ。

熱をまとった言葉を届けられるよう、自分自身もまた、熱狂の中に置かなくてはならないのだ。

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