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心療内科の薬の量が一番多かった頃の話
最初の写真は、今から約5年前、2016年(平成28)5月に、心療内科を受診した時の、投薬の記録です
最後の10番目は胃薬ですので仮に勘定から省いたとしても(これも薬には違いないですが)、
この頃は毎日朝4錠、夕5錠、就寝前5錠、1日合計14錠、飲んでいたことになります
朝食前なんて指定のものまであります。つまり起きてすぐということですよね
ちなみに3番目の漢方薬は、この年の3月に耳鳴りがすると当時の主治医に伝え、以降に出ていたものです
今から思えば気休め以外の何物でもありませんが、主治医も多分どうして良いか分からなかったのでしょう。
それよりここで問題なのは、この精神科系の錠剤の多さです
この分量を毎日守って飲んでいたのかと、想像するだけで恐ろしいです
自分の記憶では、朝指定の分は昼食時に飲んでいたと思います
さすがに朝から飲む気にはならず、お昼を食べに出た先でお水をもらって飲んだ記憶があります
このような記録を人目に出すことは無いだろうと最近まで思っていましたので、この受診日以前のお薬手帳は
しばらく前に処分してしまいました。
この時期は、あれも効かない、これも効かないと、薬の種類を次々と変え、量を段々と増やしだしてから、1年ほどたった頃で、気付けばこんな事になっていた、という状況でした。
これより以前の事については、手帳などの記録の断片と、一旦自分の中で消し去ろうとした記憶を頼るしかないので、
曖昧な事を断定して書かぬように気を付けます
★
この投薬を受けてから約半月後に、薬の影響で力が入らなくなっていた片脚を引きずり、とある整体院に偶然たどり着きました。
そして先生は、身体が動かない僕をひと目見て
「あんたそれ、薬が原因と違うか」
と。
そう言われてやっと気づいたんです
コントみたいな話に感じられるかも知れませんが、
ほんとに気付いていませんでした。大真面目に出された薬飲んでたんですから。
そして、漢方薬に置き換えてくれる病院を紹介するから、そこへ行きなさいと
電話で病院にも連絡を入れてくれたので、施術を受けた後、ふらふらになりながらとにかく向かいました
途中電車に乗る前にたまらず、駅前の喫茶店で休憩したのを覚えています
そして、その約2週間後に、転医先で出してもらった置き換え後の薬が2枚目の写真です
(転医先ではシールが出なかったので自分で書いたものですが。。)
これに加えうつに対しては「桂枝加竜骨牡蛎湯」という漢方、そして耳鳴り対策の漢方が出ました
この日から1カ月もかからないうちに、脚は普通に動くようになっていきました
ここから漢方以外の薬を徐々に減らして、あれだけ飲んでいたのを約9カ月で漢方のみにすることができ、
さらに2年6カ月後の2019年9月末に、漢方もとりあえず卒業しました
ただその間、特に漢方に置き換わる過程では色々紆余曲折があるのですが
そこはまた機会があれば改めます
そして、一大転機の出会いとなった整体院で、その後自分が整体を習う事になり、
さらに休職中だった勤務先を辞め、いつしか施術をする側に回ることになるとは
もちろん当時は思ってもみませんでした
今でもまだ不思議なぐらいです 笑
★
そもそも、どうして5年前のような、薬に依存する状態を招いてしまったのか
これも当時の自分の考え方、選択と行動がもたらした結果だと、今ではそう受け止められますが
当時はそんな風に考えられるような気持ちの余裕はありませんでした
ただ、本当は、心の奥底では、これでは解決しない事に気づいていたのかも知れませんが
仕事を休み続けたいがために、この状況をキープしたくて、気付かないふりをしていたのかも知れません。
そこもまた、機会があれば改めて書こうと思います
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