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インターを選ぶ理由は英語にあらず

HAPPY VALENTAINE'S DAY
皆様、バレンタインデーいかがお過ごしでしょうか?
海外にいると、今日は、男性が恋人や奥さんにバラなどを贈り、カップルでディナーデートをする日、という認識ですね。
もちろんホワイトデーなるものは、存在せず。あれは、日本のお菓子業界の販売戦略なのは、皆様ご存じの通りですね。

さてNOTEを始めたのをきっかけに、Xを見るようになったのですが、Xを見ていると、中学受験の大変さにビビり、また早期英語や知育、様々な教育に関する主張を読んでいると、混乱してきます。
もし日本にずっといて、日本で子育てしていたら、私の性格的にピリピリした緊張感のある子育てをしていたに違いない!と簡単に想像できて、海外生活の機会を得たことを有難く思うのです。

今日は、私が10数年のインターママ生活を経て思うインターを選んでよかった理由を書いていきたいと思います。



アジア各国を10数年にわたり、駐在しています。
現在も、アジア在住。
4カ国✖️4インター✖️子供2人(男女)➕海外大学進学の経験から、
親目線で、想うところをお伝えします。

また、Edu-more plusにて、
アンバサダーも、しております。
宜しかったら、読んでみてください💗



子供二人をインターに入れて良かったと思うことは、いろいろあります。
まずは、英語がネイティブになったこと。
やはり世界の共通言語が英語になっている以上、一次情報へ直接アクセスする手段を持つことは、もはや必須でしかなく、そのスピードは、日本語訳を待っていては、出遅れてしまいます。
私は、英語で発信されたニュースが日本語に直され、日本でニュースとして配信されるのに、半日から一日のタイムラグがあることに、海外で生活して初めて気が付きました。

インターでは、EALを抜けると、外国語の域を出て、国語としての英語を勉強しています。
国語(英語)を学ぶことは、その文化的背景も一緒に学びますよね。
英語は主語が常にはっきりしていることで、その責任がはっきりしてくる文化かなと、個人的に感じています。
ベストセラーにもなった「嫌われる勇気」にもありましたが、”誰の課題か”がはっきりする言語であり、文化だと思います。
それにより、日本語環境のお子様達より、より早く子供たちの自立を促す言語だと感じています。もちろん、それは、親側にも、より早く子離れを促すこととなります。

そして、その英語をベースとするインターの教育システムでは、幼稚園のころからINDEPENDENTであることが重要視され評価されます。
小さなうちから、大人の手助けを借りずに、自分でやることが、評価されるのです。なので、日本の小学校と見比べると、当然見劣りします。(笑)
発表会のダンスもあまり揃わず、夏休みの宿題的なプロジェクト作品もいまいちだったり。(東アジアのママは手助けする率は高めですが)
でも、それが中高生になると、いつのまにか、追いつき、追い越していく印象です。
高校生になるころには、勉強しろと言わなくても、勉強するようになります。タイムマネージメントができるようになります。自発的に課外活動に取り組むようになります。精神的に大人になります。個人的な印象ですが。

宿題の提出に関しても、もしかしたら、日本のように手取り足取り先生が口を酸っぱくして注意してくれないかもしれません。
なぜなら、宿題をするかしないかは、生徒の課題だから。
もちろん、インターとて、ほったらかしにはしません。
カウンセラーがすぐさま、親と子にコンタクトをしてきて、サポートをしてくれますし、先生は、わからないことはいつでも聞きにきなさいと言ってくれます。
先生は勉強を教えるプロで、カウンセラーは学校生活や学習のサポートのプロ、部活はコーチが担当と、全て分かれていることで、専門外の人が指導することはありません。そして大学進学に関しては、別の進学カウンセラーが並走してくれます。
だからこそ、学費が高くなるのですが。

もちろん日本の学校でも、同じように素晴らしい環境を整えている学校もあると思います。
でも、英語環境だからこそ、あなた(生徒)が必要とするなら、サポートする体制が整っているから、手を挙げてねというメッセージが、伝わりやすい気がします。

そういった環境で何年も過ごすことで、卒業する18歳のころには、すっかり精神的に大人になっている教育システムが出来上がっている気がします。
海外の大学生って、落ち着いていて大人っぽい印象がありませんか?
私がその昔日本の大学生のころ、短期留学先で出会った大学生はみんな大人な印象でした。
英語の持つ文化的背景がそうさせるのかな、と思います。

インターで学ぶことは、英語のみならず、子育てや教育システム自体が、違ってくることだと思います。
私は、子供との距離の取り方が変わりました。しっかり別人格であることを理解しつつ、サポートと愛情表現をすることを意識するようになりました。
ほぼ反抗期知らずで、携帯の使用制限をかけることもなく、家族仲良く子育てできているのは、インターのお陰です。



その他にも、インターに入れてよかったことは、やはり多様性でしょうか。
多国籍なだけでしょう?と思われるかもしれませんが、人種、宗教、国籍、その違いをしっかり体感レベルで理解している子供は、どのくらいいるでしょうか?そしてまた、その違いを心から気にしていない子供は、どのくらいいるでしょうか?
同じ英語環境であっても現地校では、学べない貴重な学びだと思います。違い過ぎて、外見を比べようがありませんし、人の好みは本当にそれぞれなので、チャーミングな子がモテます。

Xで、所詮インターは、お金持ちの幻想な世界、本当の多様性は公立にあると言われている方もいました。
確かに、駐在員や現地の富裕層が子息を通わせているインターは、ある意味偏っているかもしれません。
でも、だからこそ、私はインターを選びたいと思います。
子供時代くらい、理想郷で育てたい。自己肯定を育み、みんな違うことを認める教育環境で子育てをしたいと思います。現実社会の厳しさや不条理さ、差別は、後々嫌でもわかってきます。
でもそれは、大人になってからでいい気がします。


インターは、日本でいうところの私立校のようなものです。
教育の方針も、質も、ピンキリです。
ですので、しっかりした教育環境の学校を見極めて、選ぶことが、本当に大事です。英語のその先にある理想的な教育環境を求めて、インターを選んでみてください。






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