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【フランスで子育て】 お友達のお誕生日会 ー プレゼント準備 と 当日 ー

こんにちは。
マダム・シュークリームです。

先日、子どもが幼稚園のお友達からお誕生日会に招待されたという記事を書きました。その記事がこちら↓

すでに読んでくださった方、ありがとうございます😊
もし、今回初めて目にして下さった方は、よろしければ合わせて読んでみてください😄

今回はその続きのお話を書いていきたいと思います。

■ プレゼントの準備

昨年、お誕生日会に呼ばれたのが初めてのことだったので、かなりプレゼント選びに悩みました。お友達の興味・関心、好みなどは不明でしたし、それをリサーチするにはママさんともそこまで気軽に話せる仲にはなっていませんでした。
また、相場(価格帯)、包装の仕方などもよく分からず、色々悩んだことを1年ぶりに思い出しました。

今年はどうだったかというと、、、

やはり悩みました。

とはいえ、去年考えたベースがあったので去年ほどは悩みませんでしたが、それでもそこそこ頭を悩ませました。
普段お友達と過ごしている時間は子どもの方が圧倒的に長いので、できれば子どもにプレゼントを選んでほしいのですが、まだそうするには難しい年齢のようです。

選んでいるうちに、
自分が欲しくなっちゃうんですよね…笑

"おもちゃ"はきっとお友達のご両親・祖父母・他のお友達からもプレゼントされるでしょうから、我が家は今年も家族で遊べるボードゲームをプレゼントすることにしました。

私が2〜3個候補を選び、最後に子どもと夫に決めてもらいました。決めたあと、購入するまでに相手のママさんにご自宅で持っているものかどうかを今回はリサーチしました。
ママさんからは「持っていない」との回答だったので、無事にプレゼントするものが決まりました。

購入後は、それをプレゼント用にラッピングしました。

今回、意外とこれに苦戦しました。

なぜかって・・・?

それは、
 1. ボードゲームの箱が正方形だったこと
 2. 包装紙の柄に向きがあったこと
 (たいていどっちになっても上手くいくような柄が多いのですが、今回選んでしまった柄は向きが一択でした…確認不足ですね。かわいいと思い、ついつい何も考えずに買ってしまいました)
が理由でした。

そのため、最初に考えていた「斜め包み」ができなかったのです。
なんとかできないか考えましたが、無理でした。包装紙の切り方を工夫すれば可能だったかもしれませんが、そこまでの余裕はなく断念。

結局、「キャラメル包み」で包装することにしました。

まぁ、プレゼント開封時には躊躇なくビリビリいくそうですから、中が見えず包装されていればOKなんだと思います。笑

これでプレゼント準備は完了です🙂


■ ランチにも招待された

お誕生日会の2日ほど前に、ママさんから連絡がありました。当日に開催場所まで車で同乗(子どものみ)させてもらう予定だったので、集合時間の話かなと思いました。

しかし、内容は
"ランチも一緒に食べる?"
というものでした。

シチュエーションが理解できず、躊躇しました。

お誕生日会前だし、みんなが来るわけじゃないよね・・・
誰が来るの?

完全フランス語だし、
出されたものをちゃんと食べられるのか不安だし、
マナー違反したら失礼だし…etc
子どもは大丈夫だろうか?

そんな不安と疑問が頭の中を駆け巡りました。

が、まずは子どもの気持ちを確認しようと思い、聞いてみました。
すると、子どもは「いく!」と答えました。

なので、お言葉に甘えて
ランチもご一緒させてもらうことにしました。


■ ランチ会とお誕生日会に出席

事前に、子どもには、お昼ごはんはお友達のおうちでご馳走になるので、失礼のないようにと話をしました。
"失礼のないように"といっても言葉がぼんやりしているので、具体的にどうすればいいのかを2人で話しました。子どもがどこまでできるかは分かりませんでしたが、フランスご家庭の食卓マナーを知るいい機会だと思い、信じることにしました。

・準備したプレゼント、
・お誕生日会の施設に入る時用の入場券 (ご本人と行くので必要だったのかは不明)、
・"忘れずに!"と書かれていた靴下 (これは履かせていたので大丈夫)、
・ランチをご馳走になるのでジュース1本 (事前に必要なものがあるかを聞くと"手ぶらで来て"と言われましたが、さすがにそれはできないので飲み物を準備。日本だと手土産持参がマストだと思いますが、フランスはまた日本とは違う文化なのでいまだによく分からない…)

上記のものを持参し、お友達のご自宅へ。

お友達とパパさんが出迎えてくれました🙂
挨拶を交わし、子どもを預けて私のみ自宅へ戻りました。

その後、ママさんはランチ会の様子を写真に撮り、私たちと共有してくださいました。すごくありがたかったです。
ランチ会にいたのは、相手のご家族と我が子でした。

子どもは、お箸の持ち方をご家族の前で披露したようです。
その様子が写真にあり、後日、夫に「お箸はフランス家庭にもあるもの?(そんなはずはないと思いつつ...)」と尋ねると、「フランス人って意外と(失礼…)気を遣ってくれるんだよ。日本人にはお箸が必要でしょ?みたいな…笑」と返事が返ってきました。

なるほど…

我が家は日日家庭なので普段の食事にはお箸を使用しており、子どもにも日本の文化を知ってもらうべく、なるべく家では日本風の生活を送っています。

日本人として、そしていつか日本に戻った時(一時帰国含め)にも、やはりお箸がきちんと持てることは大切だと思い、今も練習中です。

それが、このような形で活きてくるとは思いませんでした。
「相手がフランスのご家庭だから、フランス人のように振る舞いなさい」ではなかったのです。当初、私は子どもに対して、「ランチ会はナイフ・スプーン・フォークだろうから…」という話をしていたのです。

お箸の持ち方を披露した時、きっと子どもは「自分は日本人なのだ」と強く思ったはずです。そして、お箸を皆さんの前で自信を持って披露できたことは、子どものアイデンティティ形成にも影響しそうだなと思いました。

フランス(海外)で、フランス人でもハーフでもなく、日本人(外国人)として生きていくには、より"日本人であること"を求められるような気もします。
子どもには大変かもしれませんが、これからも根気強く日本の文化や風習を伝えていきたいと思いました。

話が少し逸れたので戻します。
お誕生日会を楽しく過ごせていますように…と願いながら、私は自分時間をゆっくり過ごすことができました。

お迎えの時間になり、ご自宅へ子どもを迎えにいきました。

子どもは相当疲れていたようです。
それもそのはず。

その日は楽しみで朝の6時半頃から起きていたし、午後からは完全にフランス語だし、ランチ会に至っては子ども自身にダイレクトに質問が飛んでくるという幼稚園の集団生活とは違うし、お誕生日会はきっとみんなと騒いで遊んでいただろうし、でかなりのエネルギーを消耗したようでした。

お迎え時には放心状態でした。。。笑
車の中で寝てしまったようで、寝起きというのもあったかもしれませんが…

主催者のご両親と招いてくれたお友達にたくさんのお礼を伝えて、自宅へ戻りました。


■ 帰宅後、限界を迎えた子ども

子どもは、お迎えに行った時点で放心状態、そして不機嫌でした。

どうやら、お友達のプレゼントが羨ましかったようです。

さらに、主役のお友達がお気に入りのプレゼント(おもちゃ)を子どもに見せに来たので、子どもは一気に不機嫌になりました。
そして、その不満は帰宅とともに爆発しました。子どもはギャン泣きです。

どうしようもない事実に、イライラしてもしょうがないと心に決め、子どものギャン泣きと悪態をつく様子を横目にみながら夕食の準備をしていました。1時間弱の間、泣いていたと思います。普段、泣き続けることはほぼ無いので、疲れて眠たいというのもあったのでしょうね。長かったです。苦笑

さて、そんな子どもの気分を変えてくれたものは
なんだったと思いますか?

それは、

"キッチンタイマー"

でした。笑

その日、子どもが半日いなかったので、普段あまりできない部屋の整理をしました。その時に、キッチンタイマーが買ったままの状態で出てきたのです。きっと何かに使いたくて買ったのでしょうが… 忘れてしまいました。笑

子どもが何かの時間の区切りをつけたい時に、このキッチンタイマーが使えるかなと思い、こっそり出して、分かるか分からないかのところにポンっと置いておきました。

私は出したことも忘れていたのですが(苦笑)、
それを子どもがぐずっていた時に見つけたようです。

子ども
「これ、なぁに?」


「キッチンタイマーだよ。
 最近は携帯で時間を計っちゃってるけど、
 それも同じような感じで時間を教えてくれるものだよ。」

子ども
「これ、もらっていいの?」


「いいよ。使ってごらん。」

これで、子どもの機嫌は一気に変わりました。
まさか、キッチンタイマーに救われるとは思いませんでした😄

その後、
夕ご飯を食べ、急いでお風呂に入らせ、歯磨きをして…
子どもはコテンとすぐに寝てしまいました。完全に電池切れです。

おつかれさま…🙂

子どもが寝てしまった後に、お世話になったママさんがお誕生日会の様子の写真も参加者全員の親と共有してくれました。

施設(キッズ用室内パーク)内は、
すごい人でした!驚

私たちのグループだけではなく、他にも数組のグループがお誕生日会?を開催しており、さらには一般客もいたのでは…?というくらいの盛況ぶりでした。

その様子を見て、我が子にとって越えなければいけない壁がいくつかあったのだろうなと想像しました。その中で、きっと不安だったでしょうし、泣きたくなることもあったのかもしれません。でも踏ん張った。それが帰宅後に一気に出てしまったのだろうなぁ…...

写真からうかがえるお誕生日会の子どもの様子は、いつもより笑顔が少ないなという印象でした。
でも、施設内の遊具では思いっきり遊んでいる様子もあったので、

疲れていたけど、楽しかった

楽しかったからこそ、より疲れてしまった

のでしょう。笑
子どもが寝る直前に、「おやすみの日は、本当は幼稚園のお友達に会えないけど、今日は会えたからよかった!」と話していたので、私が心配するまでもなく、子どもは色々なことを感じ取っているのだなぁと思いました。

かけがえのないお友達・友情、
大切にしていってほしいです。

長くなってしまいましたが、
最後までお読みいただき、ありがとうございました😊
A la prochaine!

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