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【フランスで子育て】 新学期開始後のクラス替え。日本でも有り得ること???

こんばんは。
マダム・シュークリームです。

フランス・パリ郊外はグッと気温が下がり、寒いです。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

さて、早いもので、もう9月も終わってしまいますね。

お子さまのいらっしゃる方は、きっと運動会の時期ですね。
フランスの幼稚園は行事がほぼ無いので、時々子どもに運動会を体験させてあげられたらなぁなんて親心ながら考えてしまいます。きっと親は大変でしょうが、子どもにとっては日本ならではの良い経験なのでは、、、と思っています。

正直、運動会、めちゃくちゃ羨ましいです!!!笑

noteでも運動会の記事を書いていらっしゃる方がいるので、また拝読させて頂こうと思っています。

フランスでは、9月から新年度が始まりました。
日本の4月にあたる時期です。

昨年度クラスが一緒だったママさんに、"新年度にはクラスメイトも先生も変わる"ということを聞いていたので、当然色々なことが変わるのだろうと思っていました。

9月1日の新学期。
ドキドキしながら張り出してあるクラス表を見に行きました。

子どもの学年の表を見るものの、

ん???

名前がない???????

まさかの留年?!なんてビビりながら下の学年表を見てみるものの、そこにも名前はありません。他の方が屈んで何かを見ていたので、そこを見てみると、「学年が混合のクラス」というものが存在しました。

いつも分からないことがあるとフランス在住の先輩方のブログを拝読させて頂いているので、フランスの学校には混合クラスが存在することは知っていました。

しかし、昨年のクラスは混合ではなく、全員が同学年のクラスでした。

なので、なんとなく今年も同学年のみのクラスになるのかなぁなんて思っていました。

でも、違いました。
子どもの名前は、その混合クラスの表の中にありました。

通っている幼稚園で、子どもの学年は2つのクラスがあり、その1つは同学年のみのクラス、そしてもう1つが混合クラスでした。

日本で、少なくとも私が幼稚園に通っていた時代(数十年前...)や現在子育て中の友人の話からも混合クラスというものは聞いたことがありませんでした。もしかすると、保育園や地域によっては存在するのかもしれませんが...

その混合クラスというものがどのようなものなのか、受け止めきれずに動揺しながら開門するのを待っていると、昨年度のクラスメイトに会いました。

新学期なので、その子は両親と来ていました。
パパさんがクラス表を見に行き、
「□□(お子さん)は、〇〇(私の子ども)と一緒だったよ。
 先生は昨年度と同じ先生だった!
 でも....、 △△(子どもの一番仲がいい子)は別のクラスだった。」
と教えてくれました。

そう、私は動揺しすぎて、子どもの名前とクラスのみを確認し、他のところは何も見ていませんでした。

そうかぁ、仲が良かったお友達と離れてしまったのか... 残念。

しかし、先生が昨年度と同じ先生だと知り、ほっとしました。
私たちはその先生をとても信頼しています。私たちの状況や、子どものバイリンガルの状況をとても理解してくださっている先生で、昨年は安心して子どもを預けることができましたし、子どもも幼稚園が大好きです。

そんな先生にまた一年お世話になれるなんて、とても嬉しく感じました。

一緒だったお友達と教室に向かい、久しぶりに先生と会いました。
「あぁ!大きくなったね!!」
なんて言われながら、子ども達は元気に教室に入って行きました。

子どもを見送ったあと、一緒だったママさん・パパさんと話していると、
「クラスの人数がかなり多いなぁ。
 混合クラスはよくあることだけど、
 ん〜、どうかなぁ....」
と少し難しそうな表情をしていました。

私は、フランスの幼稚園事情はよく分からなかったので、苦笑いのみしか返せませんでした。

夕方、幼稚園にお迎えに行き、子どもをピックアップして歩いていると、門の前にお友達(昨年一番仲がよく、クラスが離れた子)とお母さんが立っていました。私たちを待ってくれていたようです。


「クラスが離れてしまい、残念でしたね。」

相手のお母さん
「本当に!残念だわ。
 今朝、クラス表を見て、〇〇(子ども)と離れてしまったことを知り、うちの子泣いていたのよ。来年は一緒になれるといいけど。」


「あぁ... そうだったのですね。
 そうですね、来年、一緒になれたらいいですね。」

相手のお子さんが、子どものことを"大切なお友達"と思ってくれていることに感動しました。(もちろん我が子も大好きだと言っています)

子どもは以前に同じようなこと(仲のいいお友達とのクラスが別々)を経験しているので、今回そのような態度は見せませんでしたが、前回は登園拒否を起こすほどショックなようでした。その時は本当に毎朝大変でした。


その翌日。
この日は夫が送り迎えをしてくれました。

そこで、夫は仲良くしてもらっているママさん(今年もクラスが一緒だった)から、こんなことを聞いたそうです。

・クラスの人数が多いこと
・混合クラスの割り振りが適切なのか
を、そのママさんが担任の先生に聞いたそうなのです。

私は詳細や原因をよく分かってはいないのですが、フランスは、現在、教員不足になっているそうです。しかし、それは幼稚園もだとは思っていませんでした。

そのママさんが受けた先生からの説明は、
・現在、幼稚園に配属できる先生の有無を確認している
・もし、先生が確保できた場合、学年ごとにクラスを分ける予定
・そして、私(信頼している担任の先生)は、昨年度のクラスの子(現在は2クラスに散らばっている)を担任として受け持つ予定
だということらしい、と夫に教えてくれたそうです。

まだ未確定なので、あくまで噂として、そうなればいいなと捉えていました。

しかし、1週間経っても特に変化はなく...

新学期が始まってからのクラス替えなんてそもそも(私は)聞いたことがないし、もうこのままで1年を過ごすのかなと思っていました。

子どもの話を聞いていると、クラスの離れた仲の良いお友達とは自由時間に一緒に遊べているようでした。

その後、子どもは体調を崩し数日間幼稚園を休んでいました。
休み明けの降園時に、子どもは手に1枚のお手紙を持っていました。

帰宅後、その紙に目を通してみると、

なんと!

明日からクラスが再編成されて、変わります

との案内が。

驚きました。
あの話はまだ進行していたのか...

というわけで、翌朝幼稚園に行ってみると、再編成後のクラス表が張り出されていました。バラバラだった旧クラスメイトは、全員同じクラスに集められていました。門の前で、子どもの一番仲のいいお友達と会いました。二人は喜び合い、一緒に仲良く登園していきました。

こんなこともあるのだなぁと驚きつつ、

先生やクラスメイトとまた一年間楽しく過ごせるといいなぁと思いました。


最後までお読みいただき、ありがとうございました😊
A la prochaine!

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