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お米の炊き方〜日本式とフランス式〜

お米の種類いろいろ

我が家は週に2〜3回くらいはお米を食べるている。フランスで主に食されているお米は大まかに分けて4種類くらいである。

*バスマティ米(Le riz basmati)インドやパキスタンが原産。とても香りが良くソース料理似合う。

*タイ米(Le riz thaï)ジャスミンの風味で柔らかく、フランスではポピュラーである。肉料理、魚料理、グリーンカレーなど何にでも合う。

*玄米(Le riz complet)、カマラグ米(Le riz de Camargue)はフランスで栽培されている唯一のお米である。

*丸米(Le riz rond)主にリゾットに使われている。

我が家は+日本の白米(正確にはイタリア産のコシヒカリ)を食べている。

タイ米やバスマティ米はパサパサしているので、そのままで食べるよりソースをかけて食べる方が向いている。

カマラグ米(Riz de Camarague)はその名の通りカマラグで栽培されているものだ。カマラグはフランス南部のローヌ川と地中海に囲まれた三角州地帯である。

以前、カナルクルーズで近くまで行ったことがあるが、フラミンゴが生息する湿地帯で、素晴らしいところだった。カマラグの塩といえばゲランドの塩に並んで有名なので、ご存知の方もいるのではないだろうか。

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           写真はwikipediaより引用。

wikipediaによるとカマラグ米は16世紀から生産されているらしいので、中世から続いていることになる。我が家では赤米と黒米を使うことがあるが、噛めば噛むほど味があって美味しい。

魚や肉の付け合せに結構合う。しかし炊く時間が少々長く、40分以上かかってしまう。時間がある時用だ。


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近所のbioショップのお米売り場。全てbioのお米で、種類が豊富だ。

写真のようにbioショッに行くと色んな種類のお米がパックで売っている。これはほんの一部で、棚の上から下までびっしり並べられている。

我が家で一番頻度が高いのが白米で、やっぱり落ち着く。胃腸の調子が悪い時や病気の時は白米の雑炊に何度も助けられた、白米ありがとう!。

タイ米やバスマティ米はグリーンカレーやチャーハンなどに使っている。

玄米は好きなのだが、あまりよく噛まないのが原因なのか、時々消化不良を起こしてしまうので、少々敬遠気味である。

鍋でご飯を炊くことに

フランスに来た当時は夫が炊飯器を持っていたので、お米は炊飯器で炊いていた。炊飯器と言っても日本の炊飯ジャーではなくて、炊くだけのシンプルなものだった。パリのアジア店で買ったらしい。

しばらくして、その炊飯器が壊れてしまった。しょうがないから鍋で炊くことにした。試してみて驚いた、すごく美味しいじゃないか!!

そう言えば昔、実家でガス炊飯器を使っていた。確かに美味しかった記憶がある。もしかしたら電気よりガスで炊いた方が美味しいのかもしれない。

私はIHコンロがあまり好きではない。理由は火加減が調整しにくいからもあるが、ガスで調理した方が電気で調理したより美味しいと感じるからだ。もちろん我が家はガスコンロである。

話を戻して、それ以来、炊飯器とはオサラバして、どの種類のお米も鍋で炊いている。その都度ご飯を炊くことにしている。炊き上がり重視である。

世の中どんどん便利になって、調理家電は色々あるが、実はあまり必要ではないのかもしれないと思っている。おまけに場所もとるし。我が家はフライパンオーブングリルミキサーがあれば事足りる。

私流?鍋でご飯を炊く方法

お米の種類によって炊き時間や水の量が違うので、今回は白米の場合を書いてみたい。あまりにも簡単なので、書くほどでもないかもしれないが。。。。

我が家は二人暮らしなので、一回に炊くのは1合半が多い。四人だと3合くらい炊いている。お米1合に対して水は180ccくらい。

*お米を研いで20分くらい水に浸けておくところまでは通常通り。

*鍋に蓋をして火にかける。中火〜強火の間。

*沸騰したら弱火にして10分炊く。忘れるので私はタイマー必須。

*10分経ったら火を止めて5分くらい蒸らす。

以上、トータル35分くらいみておけば大丈夫である。

夫も炊き方をマスターしたので、極たまにやってもらうが、夫いわく”なんか違う”らしい。何が違うんだろう?おそらくお米の研ぎ方か、水に浸けておく時間の問題ではないかと思う。いまだに謎だが。。。

フランス流ご飯の炊き方

では、フランスではどのようにご飯を炊いているのだろうか。家庭によってやり方は違うかもしれないが、義理母のやり方はこうだ。

*鍋に多めの水を入れ沸騰させる。

*沸騰したら米を入れて弱火にし、20分くらい炊く。途中で硬さを確認。

*良い硬さになったら、ザルで水気をきって出来上がり。

ご飯を炊くというよりも、パスタのようにお米を茹でる感じだ。所変わればである、面白い。水っぽいご飯で、あまり美味しいとは言えない。

最初に彼の実家で日本式でタイ米を炊いた時、普段お米をあまり食べない義理父が、お代わりしたのには皆がびっくりしていた。

やっぱり日本式の方が美味しいに決まっている、お米の国なのだから!!



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