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「タイトル」のある記事

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おもにテキストと画像の記事。記事のタイトルを考えるのが好きなので、つぶやきを除いた、タイトルのある記事だけを入れてあります。  背表紙や、名前で選ぶって面白い。でも、果たしてこん…
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#詩

端から端まで一覧したいんですよ

記事の目次の記事を作ったのですが、わたしはとにかくタイトルを眺めるのが好きなので、これは…

まだない
3年前
1

日記にも書かない

なにかあっても、 なにもなくても 何も言わないから、何も無いよ 僕だけが知っている 僕までも…

まだない
2年前
7

今日泣かない

今日は、泣かない 笑っていようと決めたからではなく 泣く必要が無いと感じるから 今日は泣か…

まだない
2年前
9

過去

心臓じゃなくても、切れば血が出る 心臓じゃないところを切って、 血が出るのを見て、生きてい…

まだない
2年前
8

いつかの月夜

夕方から夜にかけて 雲の広がる日が続いていたから 久しぶりに会えた夜の月 夜の雨は好き 昼…

まだない
2年前
7

よい眠り

良い夢を見ていたわけではなかった。 すっかり忘れてもいない。 けれども、よい眠りだったと感…

まだない
2年前
6

完全

「生きること」を、探し求めている。 「あなたとは違う」と、拒みたいのではない。 ただ、誰とも同じではないと、胸が、叫ぶだけだ。 自分だけが生きていると言いたいのではない。 みんなが生きている。(あるいは、生きていた。そして、生まれてくる。)すべては等しく生きている、その命は、よくもなく、わるくもなく、皆、等しく、誰とも同じではない。 「私は誰とも同じではない」というのは、「私は全ての命と等しい」ということであって、しかし、「私とあなたは同じだ」と言おうとする時、なにか、意味

くたくたのうた

あたまが疲れて よかったなあ からだが疲れて よかったなあ こころが疲れて よかったなあ …

まだない
2年前
7

くもりのしごと

もくもく 広がる 雲みたいに もくもく 集まらずに 溶ける もくもく くもりの日はいいな 「…

まだない
2年前
8

夏を呼びたいなら声をあげるよ

この声を必要としている君は、きっと大きな音に怯えているだろうから、大きな声を出すわけには…

まだない
2年前
9

罪について

わたしだけがゆるされなかったことを、わたしは知っています。 誰にゆるされたとしても、意味…

まだない
2年前
11

ある日

冷たくていい 白く澄んだ空気のなかにいる 営みの音が遠く、聞こえる 寒さのなかに自分の形が…

まだない
2年前
15

楽しい体温

自分の足場になっているからいいんだ。 知らない誰かの養分にはならない。 奪われない。 やさ…

まだない
2年前
10

僕の武器

時折、言葉をナイフのように鋭く構えるけれど 誰かに向けるための刃ではないよ 届いた手紙の封を切ることもできる なにか、形を作るために削ることも、 もっと強い武器を作ることもできる あるいは、鎖を切りたいだけなのかもしれない 鎖を切るのは 血が流れることもある 命の通った、蔓のような鎖が 絡みついている場合もあるから 自分が離れるためだけに刃を入れる ほどくことさえできればいい 鍵を開けることもできる 相手を倒すだけの能力を持っていなくても 逃げる方法がある いつか倒さな