楽しい体温

自分の足場になっているからいいんだ。
知らない誰かの養分にはならない。
奪われない。
やさしいことはもう言わない。
やさしさが僕を救ったことなんかないのだから。
ほんとうのやさしい世界は拒絶の先にしかない。
分かっているんだと思ってた。
騙すならもっとうまくやってよ。
僕が大丈夫なら誰も困らないよね。

この姿は僕の全てではないが、これが全ての僕がいる。

誰かのための言葉は全部捨てた。
これでまっすぐに歩ける。
僕だけが鮮明なんだよ。
もう笑わない。
思い通りになってあげられないことは、申し訳なく思っている。
強くてごめんなさい。
もう謝らない。

僕にとって楽しい体温。
僕だけの温度。
偽りを受け入れるために息を止めて冷え切っていた僕を、これで温めてあげられるね。
もういらない。
僕は僕の体温が欲しい。


画像1


恐れ入ります。「まだない」です。 ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 サポート、ありがとうございます。本当に嬉しいです。 続けてゆくことがお返しの意味になれば、と思います。 わたしのnoteを開いてくれてありがとう。 また見てもらえるよう、がんばります。