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今日泣かない

今日は、泣かない

笑っていようと決めたからではなく
泣く必要が無いと感じるから
今日は泣かない

心を戒めているものが解かれた
そんな感覚があった
しかしまだ、しっかりと飲み込んで、
身体を巡るのを確認してからでないと
そうだ、本当に「自由」になったのなら
ちゃんと、身体が分かるまで
自由を、身体が、理解するまで
声を出したら、壊れてしまうだろうか?

泣けるようになったことは、あまりにも喜ばしく
身体が一つの機能を取り戻したと思った

内臓が硬直して
呼吸がぎこちなくなるだけで
麻痺していることにも気づかなかった
痛みを思い出したときに
初めて、そのことを知り
泣くのは怖いと思った
痛みを認めるようで
惨めな自分を認めるようで

泣けることが嬉しいと思うようになり
泣くたびに心身は強くなるように思えて

もう泣かなくていい
今日、思った
もう、泣かなくても立っていられる
そう思った

もっと強くなれると思った

今日ではない今日に
身体は、覚えただろうか
強くなったと
今日、言えるだろうか
晴れやかに
言えるだろうか
強く、踏みしめて


恐れ入ります。「まだない」です。 ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 サポート、ありがとうございます。本当に嬉しいです。 続けてゆくことがお返しの意味になれば、と思います。 わたしのnoteを開いてくれてありがとう。 また見てもらえるよう、がんばります。