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日々閑話。文章を紡ぐエネルギーに乏しいので、思いついたときに書きます(笑)  自分の周…

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日々閑話。文章を紡ぐエネルギーに乏しいので、思いついたときに書きます(笑)  自分の周りに利害関係があるネタは回避してるので、割と暇ネタばかりかもしれない

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最近の記事

二世ウイーク

毎年8月、この時期にロサンゼルスのリトルトーキョー周辺で行われているNisei Week https://niseiweek.org/ は、コロナの影響で2020年の今年はバーチャルで開催なのだそうだ。リアルに開催されていれば80回目。記念の年として盛大に行われていたはずだ。 YouTubeのライブ配信(Facebookでもやってた)を眺めながら、1934年から戦争による6年の中断を経て、いまもロサンゼルス日系社会のなかで大きなウエイトを占めているであろうこの"祭り"が、ど

    • 映画『東京オリンピック』

      以前もシアターで観たことはあるけれど、2020年東京オリンピック開会の一週間前に設定されていたであろうNHK BSプレミアムの放送で再び。 大河ドラマ『いだてん』の再放送が直前まで編成されていて、その流れで映画を放送、2020大会の開会式という流れを目論んでいたのだろうな、と思いつつ、それが壊れてしまった後もそのままに放送したのは、実は編成した担当が、『いだてん』やこの映画で描かれた真のテーマを逆に浮かび上がらせようとしたんじゃないか、と若干深読みしつつ面白く再見した。

      • 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』

        秀作『レディ・バード』のシアーシャ・ローナン、グレタ・ガーヴィグ監督のコンビで現代に甦る名作『若草物語』。 これは、女性がその人生において直面する様々な選択の物語。 このコンビの作品を観た人なら誰もが納得の鉄板企画だけに、その仕上がりはある程度保証されてると思っていたけれど、その予想をはるかに上回る完成度で驚いた。よく"少女文学"というカテゴライズのなかで語られる原作が、なぜ世紀を超えてあらゆる世代に支持され、感動を与え続けるのか。個性的でそれぞれに違う人生を歩む四姉妹だ

        • 『ルース・エドガー』

          裕福な養父母の下で育ち、学業もスポーツも優秀、人への慈愛も溢れるアフリカ難民の黒人少年。しかし、その真の顔に疑念を抱いてしまった黒人教師の言動が、周囲の人々を困惑と混乱に陥れていく。少年はアメリカの理想なのか、それとも…。 ストーリーとその背景は、公式サイト http://luce-edgar.com/ が、この上もなく的確に説明しているので重ねる愚は避けるけれども、今アメリカで起きているプロテストのあちこちで噴出している問題が、すべて含まれている深いシナリオに驚く。原作と

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          4本

        記事

          『グッド・ボーイズ』

          『ルーム』『ワンダー 君は太陽』のジェイコブ・トレンブレイ主演の、ジュブナイルコメディ。6年生になって、性にも大人社会にも背伸びしたい3人の少年の友情と恋と冒険と。 と書くと、結構ハートウォーミングな感じもするけれど、こんな子役に、と眉を顰める人もいそうな下ネタ連発のアメリカンコメディでもあって(USAではR指定)、『ポーキーズ』あたりのノリがそこここに。でも、その当時にあったジェンダー差別を解消して、性へのめざめ(LGBTQも含め)とその純粋な思い、大人社会への憧れと戸惑

          『グッド・ボーイズ』