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三日坊主日記 vol.98 『数学部で算数を解く』

僕が参加する、あるコミュニティに数学部というのがある。


前々から気になってはいたんだけれど参加したことがなかった。その数学部が無期限活動休止するというので、最終回に初めて参加させて貰った。いい大人が平日の朝から集まって中学入試レベルの算数の問題を解き、答え合わせをして解説を聴くというモノ。だから正確には数学部ではなく算数部だ。


僕自身の数学は高校一年の一学期で終わっている。つまり、その時期に数学に躓いて諦めたのだ。僕はもう理系には進学しない(できない)とクラスの友人たちに宣言し、その後は留年だけしないように最低限の点数をめざした。ちなみに、そう宣言することによってクラスメイトは案外協力的になり、定期テストでは答えを教えてくれたりしたので、なんとか留年は免れた。


元々算数が嫌いではない。今世では無理かも知れないが、来世では数学をきちんと学んでみたいと思うこともある。映画「オッペンハイマー」の中で量子論の父と言われるニールス・ボーアがオッペンハイマーに言った。「数学は楽譜だ、感じればいい」と。なんだか素敵ではないか。僕もいつかぜひエレガントな数学を感じてみたいと思うのだ。


話を戻そう。算数の問題を解いたのは何年ぶりだろうか。息子たちが中学受験の頃以来だろうから、20数年ぶりか。当時、息子たちに質問されて全く教えない訳にはいかないので、その頃は少し勉強もした。とはいえ久しぶりなので随分緊張しながら問題に臨んだ。


結果、7問中3問正解(ひとつは完全な計算間違いの凡ミスなのでほぼ4問正解)。自分的にはかなり上出来だ。いろんなことを意外と覚えていてちょっと嬉しかった。脳の普段使わない部分を使ってとても刺激になったし、楽しかった。数学部ぜひ復活して欲しいと思う。そうなったら必ず参加しよう。


因みに、読んだ瞬間に僕には無理だと判断して解かなかった問題を転載しておくので良かったら挑戦してみてください。関西の有名私立中学校の入試問題です。(正解は2〜3日後の日記に書く予定)

【問】流れの速さが一定の川があります。下流のA地点と上流のB地点の間をボートで往復します。たかしくんは、A地点からB地点まで40分で上り、30分で下りました。お父さんは20分で上りました。
(1)流れのない池でボートをこぐと、お父さんの速さはたかしくんの速さの何倍になりますか。
(2)お父さんは、B地点からA地点下るのに何分かかりますか。



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