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【映画記録】花束みたいな恋をした


CMで大々的に告知をしている作品を観に行くことは苦手。

多くの人が観に行くから。

とても単純な理由だけれど、私にとっては大きな問題である。

聴覚が人並みよりも優れているのか、敏感なのか、ほんの少しの音でも気になってしまう性格なので、劇場内に半分以上の観客がいると疲れてしまう。

上映中に観に行くことを諦めて、サブスクで配信されるのを今か今かと待ち構え、1年越しに観ることができた。




大学生の恋愛。

それだけで同年代の私には共感するものが多い。




将来への希望と現実。

何にでもなれると思っていた幼少期と現在の自分。

平凡な人生を歩みたいと思っている自分と平凡と現状に満足できず夢見てしまう自分。




常に対照的で、足元にある幸せに気づいた時には時すでに遅し。

そんなありふれた日常が綴られている作品。





恋人といる時間は楽しい。

恋人と紡ぐ時間は愛おしい。





けれど、そんな当たり前の感情が影を潜めると

『隣にいるのが当たり前』になる。

刺激を求めるか、安定を求めるか。







普通の幸せとはなんだろう。

平凡な人生とはなんだろう。

今、この時が幸せで、平凡なんだと思う。







2人の恋愛模様を【花束】に例えて表した作品。

いずれ枯れ果てる花束の枯らし方は十人十色。


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