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窓辺にて(2022.11.4.公開)

今回は
『窓辺にて』です。

今泉力哉監督作。

稲垣吾郎を主演に迎え
オリジナル脚本で撮りあげたドラマ。

妻の浮気を知った男が
自身に芽生えたある感情に悩む。

ちゃんと好き
を描いていた今泉監督が
好きではなかったかもしれない
みたいな感情を描いていて面白い。
そしてその先も。

作品を生み出すこと。
作り続けること。
その評価をどう受け止めるのか。
みたいな部分は
今泉監督自身が思っていることも出ているのかもしれません。

稲垣吾郎の新たな一面が
みたいな内容ではなく
ザ・稲垣吾郎的なアプローチが見事。


東京国際映画祭でワールドプレミア上映。
その上映後Q&Aには、今泉力哉監督、稲垣吾郎が登壇。

稲垣吾郎
「はじめて台本読んだ時。監督らしさが出てて、僕をイメージして書いてくれたんだな、というのを感じることができて、撮影が楽しみになりました」

今泉力哉監督
「なんとなくイメージしていた稲垣さんは、喜怒哀楽の表現がそれほど強くなくて。今回の映画のような役をイメージして演じてくれるんじゃないかと思っていました」

稲垣吾郎
「ここまで役作りをしない役ははじめてでした。自然にそこにたたずんでいればよかったかと思います」

『窓辺にて』上映劇場

text by ronpe

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