沢田研二 LIVE 2024 「甲辰 静かなる岩」
2024年5月11日 熊本・市民会館シアーズホーム夢ホール
まるちゃん、お姉ちゃん(ともに『ちびまる子』)はヒデキ(故西城秀樹さん)好きだけど、あのころから僕はジュリーが好き。
どのころ?
えっ?ほら、あの、
“ああ〜 ああ〜 ああああああ〜♪”
いうてたころですやん。(『勝手にしやがれ』)前にも書いたことありますやろ。
つまりは、お姉ちゃんと僕はおそらくセイムエイジ。急に親近感わくね、なんか。
まあ、この曲『勝手にしやがれ』も当然のごとく歌ってくれるやろ。なんせ、リリース年の77年レコード大賞受賞曲。
先にいっておきますけどね、そんな僕の期待は見事スカされたんですけど。
たとえば『危険なふたり』とか『時の過ぎゆくままに』とかもリアルタイムなら5歳、7歳で、ほぼほぼ後追いといってもいいけど、『勝手に〜』は9歳。それから80年代はほぼ並走したのかなぁ。
そう、Macopie少年は
“ああ〜 ああ〜 ああああああ〜♪”
いうてた(大事なことでもないけど2回いいました。笑)
あのころ、アイドル全盛期。個人的にはその括りとは別と思っていて、だけど負けず劣らずの人気だったジュリー。やることが結構奇抜なとこあったよね。
グラム(ロック)系のヴィジュアルとか。
さて、タイガース時代も含めて実はジュリーのライヴははじめてで。タイガース時代おまえ何歳だよって話もあるんですけど。特別観たい気せえへんかった。
それがこの何年か前から、一度は観たいなぁと。ジュリーはソロになってから毎年ライヴトゥワーをやっていて、2018年の、あのキャンセル騒動なんかもきっかけかも。
こんなん、僕にはどうでもいいね。
1ヶ月前とかそのあたり。チケットが郵送されて来るまでは、実は今回の会場、城ホールや思とった。そしたら市民会館でさ、危ねぇ危ねぇ。この日、市民会館に着いたの開演5分前で、もし電子チケットで着くまでチケット開かなかったら・・・。
で、「もうすぐ開演しまぁーす!」が連呼されるロビーを抜け着座。開演前のSE、現在トゥワー中だからネタバレはしないけど、そんなんもありか。ジュリーのイメージにはないなぁ。いや、あるかも?どっちやねん!
メンバーが登場し、ドラムスとキーボード以外のメンバーが横一列に並んでスタート。この楽器を持たない二人のおっさんはなんなんや?(笑)
頭のドラムで瞬時に曲目が分かって、“俺のすべてをみせてやる”ってまさに1曲目にふさわしいよねって思った。
2曲目。たけちゃんマンのモチーフになったあの衣装。もちろん、今夜はあの衣装じゃないけれど。その2曲目で二人のおっさんの正体が判明(笑)。コーラス隊でした、と。
とそれから能登の地震に触れた最初のMCが終わり、まだまだテレビ全盛期、音楽番組全盛期のヒットナンバーが続く。あの曲も演ってくれるかな?期待値上昇中。なんせ、最近の曲、ほとんど知らないもんでね。ええ。
ああ、“Someday芸人なファン(佐野元春ファン)の方たちって、こんな心境なんや”。なるほどね〜。
とはいえだな。
当時、ほんとの中身は知らないよ。だけどウィスキーを霧吹きのように噴き出すパフォーマンス、この夜は水分補給用のミネラルウォーターで。やるんだね、今でもステージで。
ボギー(ハンフリー・ボガート)。いや、ジュリー。あんたの時代はよかった。今の時代、男がピカピカのキザでいるのは難しい相談やって。
にしても、「聞き分けのない〜 一つ二つ張り倒して」って冒頭の歌詞、今ならコンプラやらなんやらアウトやぞ。大丈夫なん?阿久悠先生(笑。故人)
終盤に近づく。“あの有名曲”我らが佐野元春先輩が提供した『Vanity Factory』。アレンジ一つでぜんぜん違う曲やん(笑)
からの、実はジュリーの楽曲の中でいちばん好きな『ヤマトより愛をこめて』で本編終了。
これ、めちゃめちゃ名曲なんで。この日いちばん聴きたかった。感涙する56歳。
アンコールの声を受けまずジュリーのみ登場しMC。
「それではおまけです」とアンコールは4曲だったかな。
冒頭のMCで、新型コロナや戦争があったり、物価が上がったり。今後なにがあっても、ここ(ライヴ)の入場料だけはこれ以上、上げないと宣言。拍手喝采。
ほんまやな?頼んますよ。京都出身で普段の語り口調っぽい感じもよかったなあ。
聴きたい曲はまだまだあったけど、『おまえにチェックイン』も聴けたし。
ジュリーってジャンル的には歌謡曲の括りみたいだけど、ぜんぜんロックしてたし。
また観たいな。最悪4年後。ワタシの還暦とかいうやつのお祝い?に。ジュリー、80近いやん。ヤバっ!(笑)
まあ、それでもお互い元気ならね!
BAND:柴山和彦(G)/ 依知川伸一(Ba)/ 高見一生(G)/ 平石正樹(Drs)/ 斎藤有太(Key)/ すわ親治(Cho)/ 山崎イサオ(Cho)
※カヴァー: 50周年当時。サンスポWEBより
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