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デヴィッド・ボウイとともに時代が踊っていたころ。そして僕もともに踊った。

83年公開の映画「戦場のメリー・クリスマス」。世界の坂本龍一(オレ誕生日いっしょなんだよ。凄くない?って、なにがだよ)がメインキャストの一人として出演するってことで当時気にはなってた。しかも、“あの”デヴィッド・ボウイが出るんだよ、的なふうに話題になってた。

えっ、誰?デヴィッド・ボウイ?知らないんだけど?多分。

83年、15歳ですね。僕。映画はねえ、ちょっと経ってから観たんだな。確か。


ああ、この人か。知ってる。

知ってるよ、知ってるんだ♪

「Let's Dance」の人だ。知ってる知ってる。当時のMTV系番組で観たことある。


正直、この曲自体は最初ピンとこなかった覚えがある。続くシングル「China Girl」で、あ、いいかも?ってなるのだが。

で、イギー・ポップって誰?(笑。当時はそう思ってた。この曲を共作。)

その年の秋。高校の体育祭の準備している時に校内放送で「Let's Dance』が流れてたりして。気がつけばアルバム『Let's Dance』買ってました。(いや、気がつけばってことないだろ)

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このアルバムは、邦洋問わず初めて買ったアルバム。初めてがデヴィッド・ボウイ、初めてが『Let's Dance』。当時から抜けてんな、オレ。凄えわ、やっぱり。(別にそこまででもない)

「Let's Dance」は当時ミラーボールが回ってるところでもよくかかってたなぁ。


その年同じくらいの時期の来日公演。いちばん近場でも大阪。高1の僕は行けるはずもなく。86年春から約2年大阪で暮らしていたんだけど、見事なまでその間に来日してない。ある意味あっぱれ。

逃げるのか?チャンプ!オレの挑戦受けろ!みたいな(笑。アルバムジャケからイメージ。ぜんっぜん違うし)


以後もまあ、普通に聴いてましたよ、ええ。

そしたらなんか、急にバンド(Tin Machine)組んじゃって。えっ、なに?どうしたの?って。


あ、でもTin Machineは九州まで来たんだよなあ。行ってないけど。


結局ライヴは87年のアルバム『Never Let Me Down』後のワールドトゥワー“Glass Spider Tour”を映像で観たのみ。最後に来日したのはもう16年前だ。

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『Never Let Me Down』(87年)

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『Glass Spider Live in Montreal 87』


当時はデヴィッド・ボウイにとっては不遇の時代と呼ばれていたらしい。


そうか?僕はそうは思わんけどな。


2016年、残念ながら他界してしまったので、もうライヴを観るにはこういった映像作品以外には叶わないこととなってしまった。

亡くなる2日前、自身の誕生日にリリースされたアルバム『★(Blackstar)』が遺作となってしまった。

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新しいアルバムも出て、久しぶりの来日を願っていた矢先だった。


せめて僕が、あと5年、いや3年早く生まれてたらなぁ・・・。それはどうしようもない、叶わぬ願い。

いや、でもやっぱり観たいんだよ、この人のライヴ。

トニー(スターク A.k.a.アイアンマン)にタイムトラベルのガジェット作ってもらわなきゃな。

(トニーは映画の中の人物だし、なによりトニーも亡くなってます)


デヴィッド・ボウイ 1947-2016 享年69歳。

【This is David Bowie】(Spotifyプレイリスト)


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