「人生相談」+「電験を持ってても良い職がないと発言してしまう人」

「電験に合格しても意味がない」

こんな言葉をよく見かける。

さらに攻撃的な人は

「電験取っても良い職に就けないのだからバカが勉強する」

などと発言していたりする。

批判との向き合い方

2年ぐらい前だと、実例を挙げて戦っていた時期もあったのだが、もう戦わなくなった。

自分はエビデンスを準備してから発言するタイプであることを知られてからはあまり批判も言われなくなった。

久しぶりについた批判的なコメントで

「完全マスターを推しているあなたはダメ」
「完全マスターには難しい話が書かれているので合格できません」

というコメントだった。

自分はお世話になっているもののオーム社を推す人間、完全マスターの著者というワケではない。

それらを推すことで、一円でも手に入ってそれを頑張る人に渡せるわけでもない。

実際、他にも合格点に届く為に必要な知識が収納された参考書はいくつか挙げていた。

自分は

「電験の要求水準」

に対して、適合させるために必要な知識と経験を積む問題が収納されているかどうかで判断している。

※実際、完全マスターは素晴らしい完成度だが、自分が教科書を作る際には、もっと分かりやすい文章にしたいとは思っている。大変だけれども。


特に社交辞令的な返事だけしてその場は終わった。

だが、その数ヶ月後に、メッセージをもらった。

「完全マスターをやっておいて良かったです。大変申し訳ございませんでした」

と。

自分はただの人。

権威のある人間でも内通者でもない。


何かを争うメリットがないので、Twitterでもあまり議論に参加しない。話題すら見ないようにしている。

ただ電験に挑戦する人にとってはやる気を削ぐマイナス情報だけは刈り取っておきたい。

電験マガジンを購読してもらっている人には損して欲しくないからだ。

今回の記事では「電験を比較する人」と「仕事」に関する話。

次回は「電験に関する世の状況」をお伝えする。


「電験を持ってても良い職がない」と発言している人はそもそも・・・

こんな事を言うと、良くないのだが

こんな発言をしている人は常に「批判的」だ。

自分の置かれた境遇、職場、人間関係において、全てが不平不満。


その方が悪いというワケではない。

自分は

「可哀想・・」「社会の歪みに落ちたのかな」と捉え、優しい言葉をかけるようにしている。

実際、1対1でやり取りしてみると、意外と良い人で礼儀正しかったりした。(やり取りの中で人生相談になった。)

そこで感じたのはやはり

「苦しさ」

だった。

その方は境遇がとにかく「苦しい」のだろう。

自分はもっと優秀なんだ!お前より上だ!!頑張りを認められたいんだ!年収で自慢したいんだ!というのがひしひしと伝わってくる。

自分も実際、会社の歪みに落ちた時、非常に攻撃的だった。故に仕事での成果も出ていたのだが。

ただそれだと、人は付いてこないし、自分の夢など叶いもしない。

狂うと年収で比較し出す

この状態になったら、一旦立ち止まってみることをオススメする。

転職が良い例になる。

転職業界には「闇」が存在する

その闇が「ズレた年収」を起因としたモノであったりする。


一度狂ってしまうと、年収で世の中を比較してみたり、職種をバカにしたりしてしまう。

年収というのは実にまやかしである事が多々ある。

年収が高くとも、サービス残業が多く、休みが少ない仕事というのも存在するのだ。

年収1000万円だが

・転勤が多い
・出張が多い
・ストレスが多
・休み中も夜中も電話がかかってくる
・早朝サービス出勤

何故かよくわからないお金を社内で徴収されたりする。

意外とストレスを発散する為に散財していて、年収800万円台の人と同じぐらいの生活になってしまったりしている。

無駄に車複数台持ちの生活になってしまっていたり。

例:建設工事業の転職先

建設工事業の転職情報を見ると、1000万円越えが結構あるが、よく吟味して欲しい。

「早朝6時半現場入り」「現場終了が18時」「18時以降、書類作成」と記載されていたりする。

現場から事務所まで車で30分以上かかる距離だったりするので、現場から車に乗る時間どころか、移動時間もカットして書類作成が入っていたりする。

「現場から事務所に戻って休憩する時間はないのか?」と伺いたくなる。

お金基準だと、最初の1年はいいが労働時間を加味していない分、だんだんワケが分からなくなって人生が狂いだす。

※この手の求人広告は微力ながら改善の火種を昨年の冬に徹底的に蒔いた。氷山の一角でしかないが。

自分の物差しは整えておくこと

「どう生きたいか??」という人間の根源的なテーマとちゃんと向き合っておくこと。

そうすれば、余計な雑念に囚われることがなくなる。

必要な収入が整理されて、仕事も選べるようになってくる。

やりたい仕事だけど、年収が50万円~100万円足りない・・・

となった場合にはパートナーに相談してみるのもありだ。

意外とパートナーはちょっとのパートならやりたい、やってもいいと考えていたりする。

年収100万円であれば、パートナーのパート代+あなた自身の資格手当で補えたりする。

やりたい仕事はない。だが、時間が欲しい!

これもアリだ。

ちゃんと物差しが整ってくると、冷静に物事を見れるようになる。

「やりたい仕事はないけど、時間に余裕があった方がいいな」

といった考えが生まれてきたりする。

30代にもなれば、やりたくない仕事を箇条書きで整理していくのもアリ。自分という人間が見えてくる。

自ずと、やりたい仕事と言わないまでも、やってもいいかと思える仕事に出会える。

企業に属したくもない人

「企業に属したくない、仕事すらしたくない!」という人もいるかもしれない。

気持ちはめちゃくちゃわかる。

毎日、経営者が敷いたレールで必死に仕事をするのはなんなんだ!と思うことは誰もがある。

経営層はゆっくりと意味もない会議を設定して、どうでもいいことを「あーでもない、こーでもない」と議論し、結論は「経過観察」とする。
そして、昼には「鰻を食う」のである。

これを見た時、自分も企業というそもそもの在り方に不快感を持った。終身雇用問題、退職金、年金問題だってあるからだ。

だが、そんなときは自分の子供や今まで育ててもらった社会にどう恩返しをするか?という事を考えてみるといい。

「ちょっとは仕事やっておくか・・」となってくる。(日々に疲れているとどうしても無理だけども)



ただ、今の時代、違う生き方もあって「youtuberとして生きたい!!」という人もいるだろう。

自分は良いと思う。

それであなたが多くの人に感謝されて閲覧されてGoogleから給与をもらうような形になるのだから。

個人で仕事するは「会社で働くより簡単ではない」ことは知っておいて欲しい

世の中のニーズに合わないと見向きもされないのはご存じの通りだろう。敢えてニーズを先駆けて狙いに行くというのもアリだが、後追いの優秀な人に席を奪われたりもする。

余談だが、電験に関して言うと、「電験OL」「電験芸人」なんて先生が来て、めちゃくちゃツールを使いこなし、分かりやすい授業をしていたとして、自分よりも電験に詳しかったら、そっちの方に人は流れる。

だって、勉強が効率よくできて、さらに楽しいからだ。

歳を取った人間、毛むくじゃら、ハゲのおじさんの動画は見られなくなってしまう。(こっちはこっちで工夫すれば良いのかもしれないが)

実際、英会話、英検、TOEICという資格はとんでもない数のyoutuber先生が溢れに溢れかえっている。

こういった先進国のような業種もチェックしてから動くと良いだろう。

まとめ

「人生相談」+「電験を持ってても良い職がないと発言してしまう人」とテーマで実話をもとに話をさせて頂きました。

否定的な人の意見を聞くと、混乱しがちなので、まずは「自分の物差しを整える」ということをしてみると良いかと思います。

次は「電験を持っていても良い職はないというのは本当か??」という話をしていきます。

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2019年2020年の経験を経て、新たな形のオンライン塾。勉強資料を格納している。既存の塾や通信講座や特別講座以上に「基礎知識」「失敗確率を極力減らす方法」が得られる。定期的に届く配信記事をきっかけに問題を解いたり読んだりことで知識のベースアップも狙う。塾や通信講座のメリットに加えて、難化する試験対策を考慮した戦略を共有するマガジン。最近はさらに発展し、資格取得後の先の話を開拓している。

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