機嫌が悪いわけやない

朝から泣いてますねん。

窪美澄さんの『ははのれんあい』を朝から読んで鼻水すするぐらい泣いてしまった。
娘に見られた。

家族の物語だ。
家族のことで何か思う人は読んでみて欲しい。

これは私の話。
私の父は81歳で去年の8月の暑い日急に、歩かれへんねん…と言った。

介護の始まりだった。
父の事があまりに好きじゃない私は何回もなんで私が…。

ワガママ言いたい放題の父と泣いたりケンカしたり殴り合いになりそうになったりした。

想像してほしい、、81歳のじじいと49歳のおばさんがつかみ合いになる画はやばすぎて今も酒のネタにさせてもらっている。
あー、姉がいるんやけど、その時姉はLINE通話をスピーカーにして参戦。やーめー!って言うてたかな。
思い出しただけで笑える。
けど、私達は真剣に考えた、家族がこんなに辛いのかと悩んで悩んで毎日過ごした。

今は父もゆっくりと歩けるようになり、なんとか色々な人に助けてもらいながら生活している。

ここまでなるのに父も私も凄く傷ついた。お互い傷つけた。

今はお互い疲れ果てたのか、悪くいえば感情がないのか。
上手くやっている。

だからかな、家族とかの話になるとどうしようもなく勝手に涙がでる。

今だに父のことは苦手だが少しは父の近くにいけたのかなって思う。

家族ってなんやろ。
わりとオモロイな。


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