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【製図試験】要点の記述・勉強法

こんにちは、macoです。
令和2年の一級建築士の学科試験に独学3か月で合格し、その勢いで製図試験も突破。ストレート合格しました!
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この記事では、製図試験の計画の要点等の記述(以下、記述)の勉強方法についてご紹介します。
一級建築士の製図試験において、記述の点数配分は4割程度とされています(大手資格学校は記述の点数を40点配点で計算しています)。
採点についてはブラックボックスですので実際のところは分かりませんが、記述がある程度の採点のウエイトを占めていると考えられています。

ですが、記述の勉強には時間が掛けられないのが実情ではないでしょうか?
特に初受験生は、前半は作図スピード強化、後半はエスキス地獄に苦しむことになり、記述の勉強になかなか時間を取れない方もいると思います。

この記事では、私が実際にやっていた記述の勉強法などをご紹介したいと思います。
記述が苦手な方や、記述を書き写す勉強法に限界を感じている方に是非読んでいただきたいです。

記述の勉強法①:色塗り

記述の勉強でおすすめしたいことは色塗りです。
記述で色塗り!?と思われる方もいるかもしれませんが、青・ピンク・黄色蛍光マーカーを使い、文章を色分けしていました。
課題の模範解答や自分で解答したものに色塗りを行っていました。
こんな感じです↓

画像1

色の種別は
青=意図・要因
ピンク=プロセス
黄色=結果
という感じにしていました(と言いつつ、色分け間違っていることも多々ありました。この画像の色分けも間違っている、、、)。

特に、自分の記述の解答については、毎回きちんと文章として成り立っているか?をマーカーで色塗りしながらチェックしていました。
8月頃は文章の組み立てがまだ上手くできておらず、ピンク(プロセス)が抜けていたり、青(意図・要因)が抜けていたり、ちょっと的を射ていない文章を書いてしまったりしていましたが、マーカーを使ってチェックすることで、文章の構成が良くなりました。
色分けすることで、自分の文章には何が足らないのか?を知ることができました。

このマーカーで色分けする勉強法は人見知りマンさんYouTubeで紹介されおり、参考にさせて頂きました!

記述の勉強法②:音声学習

記述の勉強でおすすめしたいのが、音声学習です。
私は記述の文章を自分で音読し、録音したものを繰り返し聞いていました。
読み上げるだけなら5分も掛かりません。
これはコーシノニシムラさんが記述の勉強法でおすすめしていたので参考にしました!

音声学習のいいところは、手が空いていなくても耳さえ空いていればいつでもできるところです。
私は家事をやっているときに記述の録音を聞いていました。

また、自分で一度音読していることで、かなり記憶に定着しました。
録音中のちょっとした雑音(子供の声とか、夫のパソコンを打つ音とか)も記憶に定着するきっかけになったような気がします。
録音は携帯電話の録音機能で簡単にできました!

また、受験生仲間のわっちーさんのツイートをみて知ったのですが、文章を読み上げてくれるソフトなどもあるようです。
この読み上げ機能がすばらしく、人間(私)が読み上げたものよりよっぽど上手くてびっくりしました!
想像している500倍はすごいですよ。違和感があまりなく、技術の進歩に感心しました。
読み上げたくない!という方はこのようなソフトを検討するのも良いと思います。
まじで一回聞いてみてほしい。すごいから↓

記述の勉強法③:過去問をきちんと見る

資格学校の課題は過去に出題されたものを中心に構成されているので、資格学校に通っている方は課題を一通り解いていれば良いとは思いますが、やはり自分で過去にどのような出題されているのかを目を通しておくことが大切だと思います。

記述の問題数が現在と同じ10問程度になったのは平成21年の試験からです
(それより前の試験は記述は4問程度で、標準解答例に記述の解答例も載っています)。
最低でも、平成21年以降に出題された過去問は抑えるべきだと思います。
過去に出題されたことのある問題は、きちんと解答できるようにしましょう。

過去問に目を通しておけば、新出問題が出題されたときにも慌てずに済みます。
新出問題は、自分以外の受験生も間違っている可能性が高く、合否に影響が少ないと言えます(もちろん合ってる方がいいですけど)。
例えば令和2年の試験では、構造の耐震ルートや車寄せの屋根の構造について、インフルエンザ等への対策についてが新出問題として出題されました。
私はこの3問は新出問題だと分かっていたので、動揺しなくて済みました。
実際、新出問題の記述ではミスをしましたが何とか合格できています。

建築技術教育普及センターのホームページでは過去問が現在8年分公開されていますが、これより古い過去問が欲しい場合は教育的ウラ指導から出版されている製図試験のウラ指導がおすすめです!
過去問と標準解答例10年分以上収録されてます(2020年度版は平成18年~令和元年まで)。
平成26年以降の合格者の再現図も収録されていますので、買って損はありません。

記述の勉強法④:意味をきちんと理解する

記述の勉強方法で、文章をそのまま暗記している方!要注意です。
文字の羅列を暗記しているだけだと、少し違った問われ方をしたときに詰みます。
私は記述の解答例で分からないことや自分で説明できないことは必ず調べるようにしていました(当たり前のことではありますが、意外とやらない人が多いです)。

なぜこういう解答なのか?ということを自分で調べてみると理解が深まり、記述を書くのが少し楽になりますよ。
単純な暗記ではなく、理解することを意識してみてください。
理解が大切なのは学科の勉強と同じですね。

参考:記述に特化したサイトを使った

記述のネタを集めているときに、要点の記述に特化したサイトを発見しました。
分野別のキーワードや図を用いたドリルなどもあり、大変重宝しました。

ですが、残念ながら現在はドリルなどがほとんど削除されており、管理人の方に問い合わせたところ、今後は更新しない予定とのことでした。
とてもよいサイトだったので非常に残念です、、、

※追記※
記述の勉強で利用してたサイト・記述研究所がnoteで再スタートしました!!
2021年7月現在、記事のチェックという形で、記述研究所のお手伝いしています。
こちらの記事で記述研究所を詳しくご紹介しています。ぜひ見てみてください!

やらなかったこと:写経

こちらの記事でも書きましたが、記述を写経のように書き写すことはやりませんでした。
最初は頑張ってやってみたのですが、時間が掛かるわりにはあまり頭に入ってこなかったため、2回くらいで止めました!

これも人によると思うのですが、どうやら私は書くよりも耳で聞いた方が理解できるタイプのようで、書く勉強法は合っていないと感じました。
また、もともと文章を書くのが早い方だったので、あまり書く練習の必要性を感じませんでした。
記述に1時間以上掛かる方は、早く書く練習もした方が良いと思います。

私は記述はいつも40分程度で書き上げていました。
ちなみに一番最初に記述を書いたときは75分掛かりましたが、課題をこなす内に慣れてきて半分以下の時間で書けるようになりました。
資格学校の課題で31分で書き終わったこともあったので(おそらく記述はクラスで1番早かったです)、書く練習は不要だと判断しました。

まとめ

今回は記述の勉強方法について紹介しました。いかがだったでしょうか?
作図やエスキスと比べると、記述の勉強には時間を掛けられない方も多いと思います。
記述の勉強は書き写すだけではありません。目を使ったり、耳を使ったり、空いている時間を上手く活用していきましょう。

あなたの合格を心から応援しています!

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