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おうち飲み会で意識が遠のく。そして二人きりの朝。(mixiより)

この前の土日のこと。
いつものように、金曜日のFM番組を留守録したMDを聞いていた。「偶然、街で学生時代の恋人にあって、旦那に内緒でデートしてきた。いいですよね?」っていうような内容の、視聴者からのメッセージを紹介していた。

私には、街で偶然出会ってカミサンに内緒でデートしたくなるような学生時代の恋人はいるかなあ、って考えたら、真っ先に浮かんだ人がいた。仮にAさんとしておこう。「恋人」だったかどうか怪しいけど。

彼女と知り合いだったのだから、大学4年生の時だ。

私は自宅から通学していたけど、通学時間が2時間以上かかる。なので、ちょっと遅くなると帰るのが面倒になって、友達の下宿(注:学生用のアパートのようなもの。大家さんのおうちの一部屋を間借りすることもある)に転がりこむ、という生活をしていた。

その日は、数人の男子学生とAさんのアパートで飲むことにしていた(このあと、男友達の下宿で寝るつもりだった)。私はウイスキー(角瓶)を買っていった。

結構飲んだらしい。

何だか身の上話みたいな話をしていたのは覚えているが、その後は記憶がない。気がついたら朝で、彼女と二人きりだった。

おお、服着てて良かった。

・・・みんな帰ったよー。水飲む?
・・・うん
・・・ご飯食べる?
・・・うん

相変わらず、図々しい奴だ。朝ご飯を作ってもらって、家に帰った記憶がある、と言うことは、飲んだのは土曜日だったんだろう(当時は土曜日に講義があった)。

彼女が私に気があるって事を人伝に聞いたのは、もう少ししてから。
今思うと、この時に告白してくれてたら、付き合ってたかも。(それより、このときに気がつかんかったんかい!)

今、会ったら、あの時の事を聞いてみたい。

しかし、意識がなくなるほど酔っぱらったのは、後にも先にもこのとき1回だけだなあ。飲めるわけじゃなくて、その前に吐き気がするから止めちゃうの。要するに、下戸なのよ。

(2007.8.1初出mixi 一部加筆修正)

追記:期待して記事を読まれた方、すみません。鈍感で恋愛下手な私です。

この日記で一番みんながコメントしたのは、「服着ててよかった」の部分でした。「マコさんまじめ」という意見とか、「『服着てて残念!』だな」という意見とか、いろいろでした。

Aさんは、この日記のようなことをするので、あまりいい評判は立っていなかったようにも思います。でも、本当は結構、堅い人で、優しい一面も持ち合わせている、と私は思っています。

40年以上前の感覚だけど、この時に「服着てて良かった」と思ったのは、多分そう感じてたからでしょう。恋人ではなかったけど、友達として大切にしたかったんでしょうね。でも、私も多少は気があったのかも?

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