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【社会課題×ブレスト】やってみたくなる社会課題解決の未来のアイデアを生み出す、『Brainstorming for social good』

社会課題に特化した企画・PR会社であるmorning after cutting my hair,Inc.では、隔週木曜日に「社会課題を解決する自由でクリエイティブな未来のアイデア」を生み出すオンラインブレスト・勉強会「Brainstorming for social good」を開催しています。

全13回、日本国内外を対象としたさまざまな社会課題をテーマに行うことを予定しており、すでに4回の開催が終了しました!

もともとは社内の勉強会として立ち上げクローズドなコミュニティで開催を続けていますが、今後は社会課題に深い知見がなくても自由な発想でアイデアを生み出していけるような場として展開し、もっと多くの人や団体・企業ともコラボしていくことができるのではと考え、このプロジェクトについて、みなさまに紹介させていただきたいと思います。

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1.Brainstorming for social goodとは

このプロジェクトは、「社会課題を解決する自由でクリエイティブな未来のアイデア」を生み出すことを目的としたブレスト・勉強会です。

私たちは「社会課題のトレンドを知り、アイデアを発散させる」ことと「他者と熟議し、多様な価値観を理解し、個人個人が課題に対して『どうするか』を見出す」ことを重視し、これらが実践できる場作りと人材育成を目指しています。

ひとつめの「社会課題のトレンドを知り、アイデアを発散させる」ことの実践がこのnoteで紹介した「Brainstorming for social good」であり、ふたつめの「他者と熟議し、多様な価値観を理解し、個人個人が課題に対して『どうするか』を見出す」ことの実践が、下記のnoteでも紹介している「空想都市中村市 都市改善推進課 NONEXISTENT CITY-NAGOMURU」というワークショップです。

▼私たちの考えるこれからの社会課題解決について、「空想都市中村市 都市改善推進課 NONEXISTENT CITY-NAGOMURU」についてはこちらのnoteもぜひご覧ください。

上記noteで詳しく書いていますが、私たちはこれから予測不能で不確実な「VUCA時代」の社会を生きていく必要があると言われています。今の社会の状況や状態は、予想もしていなかった事象により大きく変化してしまう可能性があり、時代が進むごとに社会の構造は複雑化し、同時に社会の課題も複雑でわかりづらいものになっていると、私たちは実感しています。
同時に、個人が認知できる範囲、配慮できる範囲は限られてしまっていることもわかっています。

だからこそ、VUCA時代では、
・今世界でどんな課題が発生しているのか
・それは誰にとっての課題なのか、解決するべき課題なのか
・その根本的な原因はどこにあるのか
・根本的な解決のためのアイデアとはなにか

といった最新情報を常に認知し、様々な角度・視点から考察していく必要があります。

これらを実践するために誕生したのが、Brainstorming for social goodです。

2.アイデア発散の手法

Brainstorming for social goodは付箋を書きながら共有できるオンラインホワイトボードサービス「miro」とオンラインミーティングサービス「zoom」を用いてオンラインのみで開催しています。

ブレストはおおまかに以下のステップで進行します。

1)社会全体や社会課題のマクロな現状を知る
テーマに関わる現在の課題、トレンド、潮流について共有し、「今の社会でどんな課題が発生しているのか」の認識を合わせます。
2)課題の当事者の人たちの現在のニーズを想像する
マクロ→ミクロへ、生活者の視点で今の課題やニーズを想像し、より具体的に「今解決するべきこと・解決できていないことはなんなのか」を参加者それぞれの立場から出していきます。
3)現時点で課題・ニーズを解決しようとしているアクションを共有する
2で出した課題やニーズを「現時点でどう解決しようとしているのか」を実際にとられているアクションやサービス、制度などを出していきます。
4)課題・ニーズが将来どう変化するのかを想像する
これから社会で起きる変化や技術の進化から、社会課題やニーズはどう変化していくのかを想像します。3で試みられている解決手段が実装されることで、新たに生まれる課題があるかもしれないということも想像し、より課題の「根本的な原因」について発想をひろげます。
5)これからの社会課題解決の未来を想像して、アイデアをまとめる
4で発散させた社会の新たな課題を解決するようなアイデアをワークシートに記入し、共有します。

▼アイデアの発散・収束方法

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これまでの4回では、それぞれ「未来の消費とコミュニティ」「未来の仕事と働き方」「未来の教育」「未来の平和」というテーマを扱いました。
ブレストで多いときには100近い付箋を出していき、最終的には毎回10個前後のアイデアが出されています。

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(ブレストで出た付箋)

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(最終的にワークシートにまとめたアイデアの例)

このブレストでは、以下のことを意識して参加してもらえるように工夫しています。
・テーマの社会課題について深い知見がなくとも発想しやすいよう、マクロな社会の流れから生活者目線のミクロな社会課題まで一連でインプットする
・「このテーマの課題はこれだ」という固定概念にこだわらず、マクロ・ミクロどちらの視点でも個人個人の知見や想像力を尊重する
・既存の技術やリソース、コストや実現可能性の高低に囚われず、個人の「やってみたくなる」発想を尊重する
・何かを解決しようとすると、別の新しい課題が生まれることもあることを認識する

これらのことを意識してもらいながら意見や発想するアイデアには原則制限はかけず、参加者同士がお互いにフィードバックしあいながらアイデアを練っていくことができる場となっていると思います。

3.アイデアの発信

毎回、ブレストの結果として出てきたアイデアから3つを選び、私たちのInstagramでもイラスト化して発信を行っています。
社会課題解決のアイデアをわかりやすくシェアすることで、「わくわくする解決方法」をより広くひろめたり、「一緒にブレストに参加してみたい」「このアイデアを実際にやってみたい」という方と繋がるきっかけを作っていったりできればと思っています。

ぜひご覧ください!
Instagram ▶︎ https://www.instagram.com/macmh.inc/

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illastrated by あさぬー

4.社会課題解決の未来を考えるコミュニティづくり

Brainstorming for social goodでは、Facebookの非公開グループでコミュニティを立ち上げ、私たちmorning after cutting my hair, inc.のメンバー以外にも様々な職業・バックグラウンドをもった方に参加していただいています。

変化の激しい社会のなかで、近い環境で生活する人たちだけのアイデアでは漏れてしまう社会の課題や立場の方がいるかもしれません。だからこそ、このプロジェクトはできるだけ異なる環境や視点をもつ人を巻き込んでいきたいと考えています。
また、一回のブレストに終わらず、これから先もアイデアを発展させたり、実際に社会実装していけるコミュニティづくりも目指しています。

現在は私たちから誘ったり、興味があるとSNSでお声がけいただいた方を中心に運営をしています。
今後も定期開催されていきますので、興味がある方はメンバーのSNSなどからお問い合わせいただければと思います!

また、関心のある団体や企業がいらっしゃいましたら出張してオフライン・オンラインで開催することももちろん可能です。
・自分たちのリソースを活用して社会に貢献したい
・チームで社会の未来について学び、アイデアを発散させたい
・もっと他者を理解する姿勢を大事にしたり、他者を傷つけない事業開発をしたい

といったお悩みがありましたら、ぜひ一度私たちにご相談ください!

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/// 株式会社morning after cutting my hair



Consulting for Social challenges with Love. based in TOKYO & SHIGA, JAPAN. ///// 世の中にある「課題」に挑む人たちの想いを伝え、感動と共感の力で、『人の心が動き続ける社会』をつくる。