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チームビルディングしたのに成果が出ないのはなぜか?

チームビルディングと聞くと、新たなプロジェクトやチームを立ち上げるときにするもの、新入社員研修等で関係性を作るためにするもの、というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?

もちろん、それはとても効果的だし必要なものです。
しかし、中にはプロジェクト立ち上げ時、チーム編成直後にチームビルディングをしたにも関わらず成果が出ないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

そのときに考えることはどのようなでしょうか?

「そもそもメンバーのスキルが低かった」
「メンバー同士の相性が悪かった」
「このメンバーには今回のゴール設定が高過ぎた」
「リーダーが力不足または意識が低かった」

このように考える方が多いかと思います。

では、成果が出ない理由について答えを言います。
理由は2つです。

1つは、チーム全体で達成するための資源や能力技術が低かったからです。

少年野球チームにメジャーリーガーと試合をして勝ってこい、というような指示を出しても力の差があり過ぎて勝てるわけがないですよね。
いくらチーム力が高くても、そのプロジェクトで勝てるための能力や技術があまりにも足りなければ当然ながら勝つことができません。

また、少年野球チームに野球もサッカーもバスケットボールもさせて、他の少年野球チーム、サッカーチーム、バスケチームにそれぞれ勝ってこいという、というような指示を出しても練習時間と熱量の差でなかなか勝てないと思います。
同じ時間と予算と人員があれば、それらを一つの勝負に集中して投下しているチームと、分散して投下しているチームだと、勝負の結果は歴然です。

そして、もう一つは、チームビルディングができていなかったということです。

チームは常に変化するものであり、一度チームビルディングをして良いチーム状態を作ったからといってずっと良い状態が続くわけではありません。

チームビルディングは、常に意識してする必要があるものなのです。

チームは上図のように、小さな波打をしながら常に変化しています。
しかし、小さな波はなかなか感じ取れないため、大きな変化を感じたときに初めてチーム状態が変わっていることに気づくパターンがほとんどです。

離職者が出るときも同様なイメージかと思います。なぜこの部下が辞めるんだろう、と言うことを口にする上司は多いものですし、後で振り返るとそういえば凹んでてなとか前兆に気づくことも多いですね。

なにせ人もチームも常に状態が変化する生き物です。

そのため、近年注目されているのが、チーム状態をていきてきに把握するためのパルスサーベイです。

パルスサーベイとは、1週〜1ヶ月の間隔で定期的にチームメンバーに簡易アンケートを取って、常にチームの状態、メンバーの状態を把握するためのクラウドツールです。

しっかりとチーム内で本音が出るコミュニケーションを都度都度とっているチームには必要ないツールかもしれませんが、勝つために本気でチームビルディングをしたいと思う会社にはとても有用的な道具の一つです。

興味ある方は、色々とサービスがでているので調べてみてください。

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