社員育成だけでなく組織成長をさせてますか?
あなたの組織は成長していますか?
組織が成長することと個人が成長すること。
皆さんはどちらに重点を置いていますか。
社員の成長=組織の成長だと思われている方も多いと思います。
しかし、実は 【 社員の成長 ≒ 組織の成長 】なのです。
業界用語では、
●社員の育成=人材開発
●組織の成長=組織開発
と使い分けをしています。
個人が成長すれば、組織の持つポテンシャルが高くなるのは間違いありませんが、組織として成長するかはわかりません。スポーツチームでエース選手ばかり集めても上手くいかないケースがあると思いますが、それと原理は同じです。
なぜならば組織自体が生き物だからです。これをグループダイナミクスとも言います。
一般的な言い方をすれば、人間関係や組織風土というものです。
特に、組織風土は、リーダーの影響を大きく受けて所属メンバーの特徴も絡み合ってできあがりますが、一旦出来上がってしまうと、今度は組織風土がリーダーやメンバーに影響を与えます。
これは、言うなれば個人の習慣のようなものです。習慣を創り出すのは本人ですが、創られた習慣によってその人の行動が決まってきます。
話を戻しましょう。
●社員の育成=人材開発
●組織の成長=組織開発
です。
人材育成として多くの企業がされることが、新人研修、若手研修、管理者研修などの階層別教育や、マナー研修、営業研修、技術勉強会などのスキル学習かと思います。
これらは、すべて個人の育成ですよね。特にスキル学習は、個人が成長するだけでチームワームが上がったりなどはしないと思います。
上記の中で言うと、管理者研修は組織の成長に大きく影響を与えるかもしれません。
おそらくマネジメントに関することを学ぶだろうからです。つまり、上司が部下との関わり方を学ぶことで、上司と部下の人間関係や職場の風土が変わる可能性があるからです。
では、組織の成長にアプローチする組織開発とはなにか。
組織開発は、個人が学んで関わり方を変えるのを待つのではなく、直接的にチームや人間関係にアプローチするものです。
一般的に耳にするものだとしたら、チームビルディング、コーチング、ファシリテーション、ワールドカフェといった言葉は組織開発手法の一つになります。
また、皆さんが気づかずに行なっていて組織開発的な要素があるものは、
理念や価値観を揃えるための話し合い、本音が出てくる面談、人となりを理解して色々なことを語り合える社員旅行やレクリエーションなどは該当すると思います。
ですが、ただ単に上記のようなことをするのではなく、ビジョンと目的を持って関係性づくりとコミュニケーションを設計する必要があります。
そうすることで、会社を前進させるような組織風土をつくることもできます。
あなたは、どのような組織風土、職場風土を作りたいですか?
そのために、これからどのような取り組みをしていきますか?
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