成人式と住民票と二十歳の原点
1990年、国立私立大学とも志望校を全落ちした19才の私は、浪人と相成った。
地方とはいえ、有名大学に続々と進む高校だったから、悔しさは一入(ひとしお)だった
センターでも数学が絶望的だった私は、国立はムリと悟り、私立三教科(英語、国語、地理)に絞ることにした。
赤本で大学毎に出題傾向が違うことも知った。
ウチは金がないので、予備校には行けなかった。温かく支えてくれた、親への感謝は計り知れない。
一浪後、どうにか希望する大学に合格できた私は20才を迎え、東京の初台の43,