見出し画像

サン・マロ ~知られざるフランスの城塞都市~

サン・マロ(Saint Malo)とは

 サン・マロはブルターニュ地方にある海に面した町です。かつてフランス最大の港としても栄えた町で、フランス国内の人々やヨーロッパ圏の方からは特に人気なリゾート地のひとつだそうです。レンヌから電車(TER)で1時間ほどで行けるので、モンサンミッシェルに行く人は、旅程に入れると良いのではないかと思います。この記事では、2023年12月末にサン・マロを訪れた時の様子を紹介します。

城塞都市 サン・マロ

 サン・マロの町の中自体は、エッフェル塔や凱旋門のようなザ・ランドマークな施設はありませんが、町そのものがランドマークといえるでしょう。町全体が城塞に囲まれており、城塞の中を散歩して楽しんだり、城塞にのぼって景色を楽しんだりすることができます。城塞は、12世紀から建築が始まったそうです。

サンマロの見どころ

 サン・マロの楽しみ方は、とにかく歩き回ることです。小さな町ですが、時間によって見える景色が違います。というのも、やはり港町ですので、干潮時と満潮時の景色が変わるんです。
 城壁の北側の方に旧要塞があり、干潮時は歩いていくことができますが、満潮時は島になります。この島は「Grand Be(グラン・べ島)」というそうです。

干潮時のサン・マロ
満潮時のサン・マロ(Grand Bé)
城塞の上から眺める夕日も綺麗です

 そして、散歩中にこんな人を発見!

"I'm Belgian!!"

 最初見た時は、だれか流されちゃったのかなと思い、近寄ってみたら「HELLO! I'M BELGIAN!」と大声で言われました(笑)そして、「君もおいでよ!」と言われましたが、「いや、誰が真冬の海に飛び込むねん!」と思い、「NOOOO!笑」と言ってその場を去りました。(ごめんねベルギーのおじさん笑)
 そして、城塞に再びのぼって歩いていくと、今度はこんな景色が!

I LOVE YOU♡

 素敵~!🥰

 さて、サン・マロにも大聖堂があります。「サン・ヴァンサン大聖堂」というところです。都会や有名なところにある聖堂とはやや異なり、どちらかというと静かな雰囲気ですが、窓ガラスが綺麗で、神聖な雰囲気が漂っていて素敵です。

サン・ヴァンサン大聖堂

 城塞の外には子どもたちが楽しめるメリーゴーランドや仮設スケート場もありました。子どもたちが笑顔で楽しむ姿はやはり尊いですね。

城塞の外にあるメリーゴーランド

サン・マロに行ったら絶対食べるべき!

 この日の夜に食べに行ったレストランは「L’Ancrage」というシーフードレストランです。Googleの評価も☆4.4 (1,323)!城塞に入って左手の方に進むとあります。

 私たちは30ユーロのセット(前菜・メイン・デザート)を注文しました。このコースは6ユーロ追加で払うと前菜がシーフードプラッターに変更できますので、勿論課金!それぞれ複数の中から好きなものを1つ選べます。
 私は、メインにムール貝とフリットを選びました。フリットのおかげですごくお腹いっぱいになります。デザートはクリームキャラメル(プリン)にしました。

シーフードプラッター

 店員さんは忙しそうですが、すごく親切でフレンドリーです。冬に行ったのですが、ストーブを近くにおいてくれるといった気配りも良かったです。

 あとは、「Boulangerie Patisserie de la Cathedrale」というベーカリーに売っているクイニーアマンもおいしかったです。時間によっては少し列ができていました。旅行客用のお持ち帰りもできるので、1回食べてみて、お土産に良いなと思ったらぜひ!

まとめ

 サン・マロは滞在するなら1泊だけで十分だと思いますが、もしレンヌなど近くの町まで行く予定があるなら、ぜひ寄ってほしい町です。治安も良く、夜も気軽に出歩けます。私たちが行った時は、「Hotel Bristol Union」というホテルに泊まりました。エレベーターもありますし、お部屋も清潔で、スタッフも素敵な方でした。
 今回掲載した内容が読者の方のお役に立てましたら幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?