見出し画像

Only Time #第8夜

初めましてのみなさまも、おなじみのあなたもこんにちは、MAKIです。


輝いていたと思い込んでいた若き日を
未熟だった、と思えるくらいには
わたしも世の中を知るようになったのだな、と
皮肉めいた感情でかつてを振り返るのだけれど


自分のこころを守るために
誰かを好きでいるのだと開き直っては
Cogito, ergo sum.
わたしの想いを大切に生きようと思う今日この頃、

久方振りに過去の自分と対話してみることに。
駄文お付き合いいただけましたら幸いです。

(過去のmixi日記晒す回ですw)


『now/present』
2011年11月29日

「出会いと別れを繰り返し」
数多の詩に歌われる人の世の摂理を、
あと何度味わえば
人生のゴールにありつくのだろう。
いつか、何十年後かにそのゴールテープを
切る日がやってくるそのときには、
あぁ、これか、と
自分の一生を100パーセント納得して
終えたいものです。


好きな映画に
「スウィート・ノベンバー」というのがあって、
キアヌ・リーブスと、名前はど忘れしたけど
まあまあ有名なハリウッド女優の恋愛映画。
(シャーリーズ・セロンでした)

11月は、「運命の恋」の月。
ゴールデンラズベリー賞にノミネートされちゃったけど
わたしは大好きな映画。




オンナはいつも殿方に持ちかける、
「あたしとひと月だけの恋人にならない?」
彼はその提案を受け入れ、
ひと月のあいだじゅう彼女の家で
甘い、甘い恋愛を味わいながら暮らす。
するとオトコは決まって
彼女を本気で愛するようになり、
ひいてはプロポーズをする者まで出てくる有様。
それもそのはず、
彼女に尽くされ、その上、恋愛初期の、
甘い、甘い部分を毎日味わえるのだから。


けれども決して彼女は首を縦に振らない。
そして、ひと月は終わりを迎え、
彼はその部屋から去っていく。
新しい月になり、
また彼女は新しいオトコに「ひと月だけの恋人」を持ちかける。


11月の恋人に選ばれた、キアヌ演じる主人公も、ハチャメチャな彼女に振り回されながら、
いつしか彼女を愛し始める。

続きはDVDかWikipediaでどうぞ。笑



あたしはこの映画が好きで、
こんなふうに生きたい、
と言うと誤解を招きそうだけれど、
誰かを自分といることで救いたいと思うし、
その誰かは
本気で愛するひとであって欲しいと願う。
そして、愛するひとには出来ればあたしの
元気なところだけを覚えていてほしい。
笑顔の記憶だけを残しておきたい。


初めてこの映画に出会った2003年から今日まで、
あたしの恋愛テーマのベースとなっている。


けれども、現実世界では、
あたしには誰かを救うほどの力量も
キャパシティもなく、
結局いつだってエゴの向くまま、ひとを困らせ、甘え、喜怒哀楽を相手にぶつけてしまう。
聞こえの良いことばかり周りに吹聴し、
自分を尽くす女と思い込むことに必死な分、
やっぱり男のひとには勝てないなぁ、と、
勝ち負け以外の線引きを出来ないほど、
ヤケに、必死になっている。


今日を懸命に、
現在を真摯に生きるあたしでありますように。

あたしのsweet Novemberは去っていく。



言葉はいつもとても強いチカラを持っていて
それはやさしく、あなたを包み込むこともあれば
時に胸を抉るような凶器にもなり得てしまう。

だからこそ、きちんと選んで届けたいし
真意が伝わればいいなと常に願うのだけれど
そう出来たかどうかはきっと誰にもわからなくて
答えにいちばん近いものは
たぶん、時間なのでしょう。

オンナであるわたしにはいつも
誰かを救いたい気持ちとともに
わたし自身を守ることが同居していて
そのどちらも本心なのだと思うのです。

好きな気持ちと同じくらい
突き放したくなる衝動があるのはきっと
いつか失ってしまう恐れが
わたしを追いかけてくるからなのだけれど
ほんとうに追われているかどうか
この答えを教えてくれるのもまた
時間そのものなのだと悟るのです。


つづく


#オンナであるということ
#第8夜
#エンヤ
#Enya

この記事が参加している募集

#おすすめ名作映画

8,131件

いつもお立ち寄りくださりありがとうございます!これからも、必要な方に届くように言葉を紡いでいく予定です。あなたのサポートがチカラになります。お待ちしています。