愛するってなんだ
’’恋愛至上主義だよね’’
仲の良い友人に時々言われる
この言葉にいつも何か違和感があった。
確かに物心ついたときから、
いつも好きな人が心の中にいて
好きな人が今居ない、という友達の悩みに共感できずに居た。
恋愛至上主義?
恋をして周りが見えなくなって…
なんて乙女心は初恋の高校生の頃に捨ててきてる。
だけど、何故いつも自分の心の中に好きな人がいるのだろう。
何故人は人を愛するのだろう。そして結婚するのだろう。
そんな事を考えているとき、twitterに流れてきたこの文章を目にした。
「どんな大学に入学しても、どんな賞を獲得しても、どんな大会に優勝しても、どんな素晴らしい成功を収めても、心から喜んでくれる人がいなければなんの意味も持たないのとちょうど逆に、ほんのちょっとした自分の行為を心から褒めてくれる存在があるとき、自分がそれまでの自分とは違った輝きに包まれているのを感じることができる。」
この文章を読んだ時に、今までの自分の答えがそこにあった気がした。
私はいつだってそんな存在が居てないと駄目な人間なんだ、と。
心の中の大切な人の存在がいつも自分の原動力となって居たんだ、と。
以前、日本人は世界の中でも幸福度が低いという話を書いたが、
その後、日本人は無宗教の人が多く、心で信仰する存在が居ないから幸福度が低いという話を聞いた。「神に見守られている」や「信じる存在がいる」という安心感ない無宗教の日本人は、何か人生において不幸な出来事が起きた時に、心の拠り所がなく、自殺などの選択をしてしまう。
そういう目線で、愛する意味や、結婚する意味を考えた時に、肉体として以外の心の拠り所を人はいつも求めてしまうのかもしれないな、という一つの答えがでた気がした。
そして、自分はすごく弱い人間で、そういう存在が居てこそ、成り立つ自分をいつも求めてしまって居たのだろう。
相手の魅力に気づいて、恋をして、愛して
そんな満ちたストーリーの根源には、どこか人間の弱さと孤独が潜んでいるのかもしれない。
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