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正直者が馬鹿を見る世界なの?

きっかけは「君には人に伝えることがあるのでは?」の問いかけだった。
事故で死にかけて、1200ccの輸血で助けられて20年、生かされた意味を考えて生きて、その後胃がんで胃を全摘出してからも更に考えてきたけど、普通の主婦だったのにそんな言葉をもらって。

振り返れば波乱万丈、人一倍遊んで頭もいっぱい打ってきたし、色んな人を見てきたし、確かに伝えられることはあるかもなぁって思った。

自分に何ができるのかを考えていた時の言葉だったから、色々試して人を元気にしたいなって純粋に思った。
自分からはいい種を蒔く、そう思う自分になっていたから、できることをしてあげたいって思った。

3度の事故や大病、株で大損、何度も死にかけた自分は、何かあるごとに感謝の念がわきあがりどんどん幸せ感度が高くなるのに、愚痴や悪口、文句に泣き言を言ったり嘆いたり怒ったりしている人が多くてその度悲しくなった。実はとても恵まれていることに気づけばすぐ幸せになれるのにって。
何者にもなろうとしていなかった時によく受けた友達や知り合いからの相談。よかったと言ってもらえたから自分の言葉には力もあると思えた。

noteで発信してみて、Twitterやジモティーで発信してみて、悩んでいる人に繋がろうと思った。ココナラ、インスタ、youtube色々やった。

悩んでいる人は沢山いるらしいのに、その人たちになかなか繋がれない。
全然力になれない。
芸能人や著名人が自ら命を絶ってしまったり無力感を覚える。

何かの力に導かれて開業したり、離婚したり、会社設立したり。
誰かの力になりたくて発信しても発信しても繋がらない。

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普通なら断るのだろうけど、営業さんがみんな熱意があっていい人で。
私が人が好きだからそれも伝わって「ぜひ!」となってしまう。
結局押し切られてしまうというか受け入れてしまう。

着物もずっと着たかったから見に行ったら押されておだてられて買ってしまい、次のイベントで職人さんの心をノックしてしまいまた逃れられなくて受けてしまって。着物は好きだから他の店も行ったらそこでも断れなくって買ってしまって。

人のお願いや想いを感じたら受け取ってしまう。
波風を立てたくない、断り下手、お人よし。
それぞれの営業さん、職人さん、個人個人はみんな素敵で大好きなんだけど、彼らの裏には「売り上げ」を上げる必要性があって、その裏には家族のためのお金のためがあって、売れることが幸せになっている。

私もそうだったのかな。

想いだけでは食べて行かれないようになって、もうしんどいなって思っているのに「これあるよ」「やろうよやろうよ」営業が来る。イエスマンじゃないけれど受け取っていけばいくほどおかしな迷路にはまっていく。

人が好きで人を元気にしたいだけなのに。
人が好きで人を受け入れただけなのに。

契約をともなうものが、金銭を払え払えと迫ってくる。
営業さんや職人さんや企業さんとのお付き合いは離れて信販会社から責められ脅される。

契約したのはもちろん私自身であり、自分が決定したのだから、責任を逃れたいとか、払いたくないとか、誰かを恨むとかそんな風には思っていないのだけれど。

買いに行ってないのに売りにくる、売り上げのため家族のため、
必要のないところに、善意につけこんで、善意で売りにくる。

家族のため、仕事だから、売上のため、利益のため、売れたらよっしゃー!
売れないとその人が今度はノルマや成績が悪いとされ苦しむ。売れないと会社が傾く。社員が路頭に迷う。

断ったら相手困る、受け入れたら自分困る。

世界の全部がそうなんて言わない。
だけどそんな循環が確かにある。
私はそこにはまってしまった。。。

この循環は誰を幸せにしているのか。
勝ち組負け組、成功、早期リタイヤ。
そんなものなのか幸せの尺度は。

私は自己破産に追い込まれようが、社会的評価が低くなろうが、人として何も変わらない、何度も既に死にかけているから、生かされた命だから何があっても前向きに生きる。

ただ、同じ循環にはまった人が多くいる社会なのだとしたら、見直していく必要はあるね。救いたいね。きっと気づいた人は既にいて、既になにかしら力を注いでいる動きはあると思うけど。自然とよい世界になっていくのだろうとは思うけど。

何年か前に「正直者が馬鹿を見る社会がいややねん(怒)」と言っていた友達がいてそのシーンが印象に残っている。

年明けに70代ぐらいの方が「また1年働かなあかんわ。食べて行かれへんから」って言っていた。
取り立ての人が「やりたくない仕事するのは当たり前です」って言っていた。
ある営業さんが「あなたの"優しさ"によって困る人が生まれている」と言った。

悲しい。

出会って間もない人が、無知で無謀で無能な私に精いっぱい誠意を尽くしてくれた。
旧友が「どんな状況になってもまちゅみはまちゅみやん」って言ってくれた。
親友が「何があっても変わらないよ。安心して」と言ってくれた。

社会構造のひずみ、なんとなく感じていたけど身をもって実感している。
でも人はみんな強くて優しくて素敵なんだ。
脅す人もきつく言う人も悪い人では決してなかった。

いい循環の世の中に、きっとなっていくけど、それの流れが速いといいな。
もう私は抵抗できない。
その力がもうない。
逆らわずにあがかずに流れるのが一番自然なのかもしれない。

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