Nabo 「Scrap」 CD発売 期間限定CM1 2 美学者母(ART Hacker) アートハッカー 2015年6月21日 16:44 僕の生放送歴を少しお話ししますと、一番最初は自分の作品を生放送をつかって制作したのが始まり。USTREAM USTREAM(時感、時のグラデーション)2011年6月28日制作作品。この時にたぶん初めてiPhoneから生放送ができるようになり、その特性を使った作品になります。おそらくスマートフォンで生放送ができるようになった、初めてのものだと思います。パソコンで生放送ってのはニコニコ生放送とか、あったと思いますが。リスナーとして生放送を観だしたきっかけは、実はYouTubeなんですが、YouTubeで画面に向かって喧嘩している人がいましてねwwwその時は非常に異様な光景だったわけですが。それが配信界のレジェンドと呼ばれている「ウナちゃんマン」。それからニコニコ生放送をみだしたのが2年位前です。そこからFC2をみたり、ツイキャスをみたり。今は主にツイキャスを観ています。その中で大手の「TJ(ティージェー)」と「Nabo(なあぼう)」はよく見ているのですが。この二人なんかは昔のネット民のイメージとは全く違う感じ、一昔前は「オタク」=「ネット民」というイメージでしたが。昔で言えば普通にストリートの最先端でいそうな青年達です。というかむしろ、昔ストリートの最前線で居た様な人間が、場所をストリートからツイキャスに移したという方が自然です。僕も昔はストリートカルチャーの最先端に居ていたのですが、結局そのメンタリティの根源は同じだと思うのです。自分の居場所だったり、表現の場所が欲しいそれだけです。それがたまたまストリートやクラブだったり、グラフィティやスケートボードだっただけなのです。ツイキャスなどがなかった頃は、自ら街にでて活動する他なかったのが。アーティストなら歌、ラッパーならラップ、DJならDJをツイキャス上で表現できるようになったのです。僕はツイキャスでは大手と呼ばれ人気を集める配信者以外にも、このようなツイキャスカルチャーのようなモノに注目しています。特に僕はラップが元々大好きなので、ラッパーはよく観ます。最近は「毒舌まん(べっすん)」と名乗っている、ツイキャスラッパーに注目しています。ラップの質は素晴らしいし、フリースタイルも天才的です。ストリートのラップシーンでは、サイファと呼ばれるものがありますが。それもツイキャス内でサイファは行われています。ツイキャスにはコラボ機能というものがあり、それで一つのトラックを複数人でフリースタイルを回しています。なんかこの様な現象をみていますと、まさに昔ストリートで起こっていた現象と重なります。少なくとも昔はストリートからメジャーヘ駆け上がった人間、というのは少なくありません。ストリートドリーマーと言いますか、体制に対する反骨精神で成り上がっていくというのが、なんとなくストリートカルチャーとしての目的としてありました。それが今ツイキャスなどのインターネットに、若者達のパワーや反骨精神が、生まれはじめている様に強く感じる。僕は大阪で、大阪のストリートカルチャーの最先端ミナミなどを、最近歩いていてもなんとも衰退した感じが凄く強いです。風営法によるクラブへの影響等があるにしてもです。このような事を考えていますと。今何が起こってきているのかと考えます。僕たち世代が起こしてきたカウンターカルチャーは、ストリートからインターネットへと移ってきているのです。これはストリート出身の人間としては寂しいのですが、逆に若者達がもつエネルギーを、ストリートカルチャーが受け止め切れていないという事。むしろインターネットの方が、それら若者達のエネルギーを受け止める器の大きさ、寛容さ自由さを持ち合わせているのではと考えています。それは例えば風営法でクラブカルチャーが衰退した事、などにも通じますが、もっと若者達が自由に創造性を発揮できる場所に、ストリートカルチャーはなるべきで。今のストリートカルチャーは閉鎖的すぎます。それは、新参者が入りにくい雰囲気、もっと言えばストリートカルチャーが作る村社会。これからどうなっていくかはわかりませんが。確かに最先端が生まれる場所は、ストリートからインターネットに移ってきています。この現象をどうみるかは人それぞれですが、これは現実に起こっている事なのです。ツイキャスドリーマーがこれから多数生まれてくるでしょう。美学者母※動画はツイキャス大手の「Nabo(なあぼう)」の動画 #現代アート #現代美術 #ヒップホップ #ラップ #日本語ラップ #Nao #なあぼう 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート