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革で心地よさを届ける「マチヅキ」です。


私達は、「マチヅキ」という名前で革製品を作っています。
約20年。革に携わり、職人として歩んできた今、改めて「革」でものづくりをする事の意味や、日本でものづくりをしていく中で感じる様々な事。
製品を作りながらnoteに綴ることにしました。

Machizukiとは に書いたこと。

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Machizuki/マチヅキは鞄職人とものづくりに携わるメンバーから生まれた東京生まれのブランドです。革である事の良さを一つ一つの製品に落とし込み「心地よさを感じる」ものづくりを目指しています。
11月はむかし「雪待月」と呼ばれていました。自然の厳しさの中でさえも人々は雪の美しさを愉しみに待ち、暮らしの中に心地よさを見出しながら生きていました。
 日本に根付く”心地よさを見出す感性”への共感を軸に、職人の技術や知恵を活かし、今を生きる人に寄り添う製品をお届けします。
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これが最初の私達の自己紹介です。何度書き直したのだろうか…
そして今も、「作り、届ける」事を模索し、自分が何をすべきなのかを日々考えています。

革職人を目指したころ


革にも硬いもの・柔らかいもの・使い込んだ表情が良いもの、と色々ありますが、それぞれ魅力的だと感じてきました。特にイタリアのオイルを含んだヌメ革は、まさに革職人を志した頃に思っていた「かっこいい革」。しかし、経験を積むに従い、少しずつ違和感を感じ始めていました。
「イタリア」という革の本場が打ち出してくる「良さ」。これは本当に日本の私達にしっくり来るのだろうか?良い革ってなんなんだろう?
そしてまた、技術はなんのためにあるのか?そんなことが作業の手を勧めながら、考えを巡らせていました。同時にみんながスマホを1台持つようなIT化のの流れによって、従来の風合い重視の革製品はノスタルジックなアイテムへと存在位置が変わっていくように感じました。
そんな折、何かのヒントを求めて足を運んだ展示会で、サステナブルレザーに出会います。


サステナブルレザーについてはこちらhttps://note.com/machizuki/n/n96ed5a413bff

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<初めての商品として作ったサステナブルレザーのトートL。持ち手は試行錯誤の末、空気を含ませるような縫い方を考案しました。デザインは極力シンプルに「心地よさ」を表現したトートです。>


試行錯誤の始まり

革をつくってくださるタンナーさんと品質や仕上がりの調整する段階に進むことができ、同時に生まれたのが、デザインや、自分たちらしさをどう形づくっていくかという迷い。
自分たちの技術を主張することも大事、売れる形を追うことも必要なのか…。
しかし素材を手にし、この素材にしかない良さを引き出すこと、使う人の心地よさを想像することの2つを大切にすることで、自ずと形や作り方を導き出していきました。

日々試行錯誤が続きますが、「よかった」と思えるのは、作っていて心底心地よいこと。届けたいという確かな想いが自信となっています。

まだまだ駆け出したばかり、答えを出すのにも時間のかかる私達ですが、
フッと安らぐひとときとして、どうか応援して頂けると幸いです。

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★Instagramでは製品のご紹介・モノづくりの様子をお届けしています★
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https://www.instagram.com/machizuki_leatherbag/

いただいたサポートはマチヅキの製品づくりに携わる職人が仕事を続けるための資金に使わせて頂きます。