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「詩人宣言XXⅧ」

詩を書く 自分のために書く

ほんとは 誰かに読んでもらいたい
1人2人 いや10人20人
いやいや
千人 万人…
多くの人に読んでもらい
読んでくれる人のために書き
そして
スキ と言ってもらいたい

ほんとか ほんとか
ほんとです
みなさんに 認めてもらいたい
詩を書いているのは自分のため
それは ほんと ほんとです
同時にぼくの詩を読む人が きっとどこかにいる―
との思いで書きつづる

詩を書き それを多く読まれる人は
1人でも多くの「共感」を得るのだから
きっときっと 詩人である前に
人として 人を引き付ける「人」…なんだろ

そうだろ そうだろう きっときっと
そうだろう
人として 人を引き付ける「人」
そんな人は
エラぶらず
人を見下げず
激しく怒らず
感情の波が高くなったり低くなったりせず
気持ちはたいらかで
こちらの気持ちをザラつかせはしない きっとしない

きっときっと
そんな「人」の書く詩が
多くの人の共感を得るんだ きっと

ぼくには ぼくのところに
あけがたに来たり
晩遅くに来たり
真っ昼間に来たりする人もいない
人を寄せ付けることもない「人」であるぼく

ぼくには人を引き付ける詩はちょっと書けないのかな

それでも
ぼくの中には
きっと
あけがたにやってきて
「詩を読んだよ」

言ってくれる人がいる

そのことを信じて
こうして詩を書き続ける
それでいいではないか

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