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「字が見えない」

見えない みえない 文字が みえない
老眼鏡がない限り もうダメだ
印刷された新聞の文字までなら なんとか見えるが
詩集や詩誌の 小さな文字は もはや無理
こんな日が 本当にやってくるとは
こんな日が この先ずっと続くとは
若さは永遠だとういう幻想
小さな文字くらい見えて当然
という生活 その中に生かされていただけだった

文字が見えないという一事をもってしても
思い知らせれる 老化
ぼくは 見えなくなった目で 何を見 何を読もうとするのか
ぼけて ぼけて読み取れない漢字を
心眼で 読み取ろうとするが
それでも意味不明
気力と想像力を働かせても わからない
結局は 老眼鏡なしには読書は無理だ
頭がぐるぐるする前に 眠ってしまえ


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