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■毎日note、毎日投稿している方々

「note」を読んで(16) 不定期刊

noteにもろもろ投稿し、「自分の創造したコンテンツが世に出て、それで成功したい」とちょっとでも思っている人なら、月刊投稿情報誌「公募ガイド」はご存知だろう。
僕も、たまーに買う雑誌だが、先日図書館でその8月号を読んで掲載されていた広告を見て、なるほど…と思った。

下の写真のとおりである。見づらいかもしれないので、以下に整理した。

7/14公募ガイド

曰く

★比喩にこりすぎていて意味不明
★行空け/改行の多用
★意味のないセリフの多用
★?!のあとに句点「。」がつく
★一向に話がすすまない…

noteにはこの悪い例の投稿記事(主に小説、エッセー)がてんこ盛りだ、と思う。

noteに投稿される記事のほとんどは、執筆者以外の第三者、マスコミの世界におけるデスク――によって手が入れられる、添削されることはないだろう。
書き手が、書きたいことを、書きたいままに投稿している。
うまいも、下手もない。
書いたものがそのまま…載る世界。
何十万、何百万の読者に向けて原稿を書く新聞、雑誌、放送といったマスコミの記者、ライターとは違う世界である。
何十万、何百万の人の目に触れることを前提にした原稿を長年書いてきた身としては、この公募ガイドがいう「一次選考を通過できない原稿」として挙げたポイントは、ある意味で納得できる。

実際には、改行が多く、漢字が多いどころか逆に極端に漢字が少なかったりするが、一向に話が進まないままの小説などはとても多いのがnoteの世界だろう。

noteにある99%以上の記事は、本来なら「一次選考」も通らないに違いない。基本、無料で提供されているのだから、それは当然と言ってもいいことなのだろうが、その意味で最近は読むのがしんどくなってきた。
自分のことは棚上げして、言うのだけれど。


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