■ネトフリは刺激的で…
「文学」と「作家」への道(19)
「詩人の独り言」改
◇詩への関心を殺いでしまう
仕事に行かなくなったこともあり、自宅でネトフリを見ている。
◇とうとう入ったネトフリと書いたとおりである。
当初は、大相撲の世界を描いている話題作「サンクチュアリ」を見たくて契約したのだが、それは見終わった。並行して見ている「全裸監督」、韓国ドラマ「イカゲーム」、いずれも面白い。面白過ぎる。
どれも、描写がエグい。地上波テレビはもちろん、劇場公開の映画でも最近ではマイルドな描写に慣れているだけに、ますますエグさが見る者を刺激するのだ。
そんな映像作品を日に何時間も見ていると、すっかり詩を書こう、読もうという気分が減ってしまう。
刺激が強すぎるのだ。
ネトフリ、テレビだと再生速度を上げられなのだが、パソコンだと1.25倍か1.5倍のスピードに上げられる。もちろん、日本語字幕表示を出して見るので、文字からの情報で物語の進行はすっかり頭に入る。
元々、自宅で録画したテレビを見る際には、ニュースだろうが、ドキュメンタリー、ドラマだろうが、ほぼ例外なく再生速度を上げて見ているが、刺激が強い映像作品だけに、なおさら脳が疲れてしまう。
とはいえ、続きを、続きを見たい――と思わせるのだからネトフリの沼ーその度合いは相当なものじゃないだろうか。
「愛の不時着」もきっと面白そうだし、ハリウッド作品もチェックしたいのは相当ある。映画館にも足が遠のいてしまった感だ。
詩作どころか、生活の相当部分を侵すくらい、ネトフリの存在は怖い。