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「詩人宣言ⅩⅦ」

目が覚めた

「画」「言葉」「画」「言葉」「画」「言葉」
ぼんやりとした頭に
鮮明に残る

霧の中に消えないうちに
僕は急いでペンを執り ノートに走らせる

その途端
はっきり くっきりしていたはずの
「画」と「言葉」
それら「像」が 霧の中にどんどん隠れていく

それでも その断片を
拾う
逃げないでくれ
消えないでくれ

言葉として残そうとする

文字になり
言葉として 詩文として
最低限の平仄を持ち合わすなら

それは僕にとっての 詩

おぼろ豆腐のような頭
乾いた高野豆腐のような体

それらを動かし
文字を 言葉を 書き綴る

楽しさ 快感

早朝野球や釣りの準備をする趣味人たちの

そうした「気分」で
きょうも 詩を綴る


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