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拾われ猫が我が家の中で最年長になった話

『捨て猫を飼いたい』
そんな妹の一言で猫を飼い始めたのが16年前でした。人の年齢にすると76才。我が家に最年少で入ってきた猫が気付けば最年長になっていました。

猫を飼うかどうか家族会議開催

実家の猫はもともと捨て猫でした。
当時、ダンボールに捨てられていた3匹の猫を友人の家で保護しました。3匹合わせて手のひらに乗ってしまうくらい小さかったのを覚えています。

この3匹の引き取り手を探していると聞きつけ、妹が猫を飼いたいと音頭を取りました。それに賛成する父、反対する母と僕。2対2の拮抗状態の中、母と僕が押し負ける形で1匹を引き取ることになりました。

若かりし頃

トイレのしつけ、病院、ご飯の準備とどれをとってもわからないことだらけの我が家では、毎日大騒ぎ。全員が世話係で付きっきりで面倒を見ていました。

そんなこんなですくすくと大きくなった猫は、気づくと階段を駆け上がれるようになり、屋根裏に登るようになり、外を駆け回るようになっていました。

若かりし頃

放し飼いでストレスフリーな生活を

僕の実家は田舎なので、基本的には放し飼いスタイルです。好きな時に外にでて、お腹が空いたら帰ってくるストレスフリーな生活を送ってもらっています。

夕方にエサの入ったボトルをシャカシャカ振ると全速力で帰ってくる、それが我が家では日課です。

ちなみに田舎で放し飼いということもあり、いろいろなものを持ち帰ってくることが度々ありました。ねずみ、へび、雛鳥、虫、さすがに生きたセミをくわえて戻ってきた時はギョッとしました笑
とはいえ、狩の本能が正常に働いている証拠ですね。

意外と知らない猫の生態

猫と暮らすと色々な発見もあります。

まずは鳴き声。赤ちゃんの泣き声と同じく、猫も鳴き声が違うのがわかります。お腹が空いてる時、怒っている時、高いところに登って降りられなくなっている時、全部微妙に違います。基本的に向こうから寄ってくる時は基本お腹が空いている時がほとんどです笑

2つ目に涼しいところと暖かい場所を見つけることに長けてます。猫は1日の大半を寝ていますが、寝ている場所は春夏秋冬で違っています。

寒い冬はこたつや布団の中で丸くなっていることが多いです。

一方で暑い夏は、押入れの中や机の下といった日が当たらなくて、風通しの悪そうな場所で寝ていたりします。母曰く、温度変化が少ないところを探しているんだとか。

つまるところ、猫と同じところで寝れば一年中快適に過ごせそうな気がします。まぁほとんどの場合、人が入れないくらい狭い場所ですが...

3つ目は、猫もオナラをすること。かなりのレアケースですが、ときたまその瞬間に遭遇します。そして、ちゃんと臭いです笑

猫との暮らしはこれからも続く

そんなこんなで自由奔放に生活してきた我が家の猫も今年で16才を迎えます。かなりの老猫です。

前よりはしゃぎ回ることは無くなった気がするけど、まだまだ走り回るし、爆食するくらいには元気です。

大反対していた母も今ではゾッコンで、世話をしてくれています。

最年少で我が家に仲間入りした猫も気付けば最年長でなんとも不思議な感覚です。

最初に猫を拾った友人とは今だに拾った当時のことを話すことがあります。バラバラに貰われていった兄弟猫も元気でいるそうです。

ひょんなことから我が家に拾われた猫との暮らしはこれからもつづく。

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