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【とやままちなかコンシェルジュ】まちの人々 vol.7

「まちなかコンシェルジュ」として、富山のキーパーソンを本のようにご紹介します。
これから行く先に迷ったとき、誰かと話をしてみたいとき、つながりをつくりたいとき。

ちょっと先行く先輩や、その道に詳しい専門家のお話が、なにかの気づきになったり、あなたの富山ライフをより豊かにするきっかけになればいいな、と、人と人をおつなぎするお手伝いをさせていただきます。

移住者andチャレンジャー

株式会社ハテナブック
(NPO法人まちなかライフスタイル研究会 副理事長)
本間隼人さん

起業、事業継承、移住、2拠点生活
…と気になる経歴がずらりと並ぶのは、2022年に富山へ移住してきた本間隼人さん。
現在は東京の新島と富山を行き来しながら、富山で新たな事業となる、宿兼サテライトオフィス開業に向けて着々と準備を進めています。

本間さんが移住を考え始めたのはコロナ禍。東京を出たいなと思い、最終的に移住先に選んだのが富山でした。

どうして富山だったのか?

東京へのアクセスの良さなど様々な要因はあるものの、これだ!という決め手があったわけではなかったようです。

良いところを見るとどの地域も良くみえてしまうので、災害リスクが低いなど、ネガティブな要素を排除していったら残ったのが富山だったそう。
移住体験ツアーなどを利用して現地に来る機会をつくったり、地元企業でのインターンシップなどを活用して富山とのつながりを深めていく中で、「住める」という確信を持ち、移住に至りました。

移住前に起業した会社では、事業継承した水産教育支援事業を軸に、新島での行政支援や奥様が創業したヴィンテージ服販売のECサイト運営など、3つの事業を展開。
さらに富山に来てからは、地域の人との接点を持っていきたいという想いから、4つ目の柱となるまちづくり事業として、宿兼サテライトオフィス開業を目指しています。ヴィンテージ服の販売についても、2024年の4月に富山市内に実店舗を構えます。
その他にも、NPO法人に籍を置くなど、多彩に活躍中。

毛色の異なる事業を行っていますが、それぞれに本間さんの経験や能力を活かせたり、やりたいという想いがあったり、
ご自身のできること、実現したいことと向き合いながら常にチャレンジしている姿が印象的です。

穏やかな人柄の中に見え隠れする熱い想いで、富山に新たな風を吹かせてくれるのではないかと、まずはヴィンテージ服の実店舗、そして宿のオープンへと期待が膨らみます。


―あなたにとって“まちなか”とはどんな存在ですか?

「まちなかに住んでいて、息子2人が小学校に通っています。職場もまちなかにあるため、食・住・生活の起点となっています。
まちなかでは、この半年でもシャッターを閉めるお店が増えたような印象があります。まちなかの活性化に寄与できればと思い、NPOまちなかライフスタイル研究会に参加しました。
2024年の4月には大手モールにヴィンテージ服の実店舗を構えますので、まちなかとの関わり代が増えることを嬉しく思います。」



「事業継承、創業、移住、2拠点生活など、いろんな働き方についてお話ししましょう。
やったことのない宿をはじめるので、むしろアドバイスをください!」

本間さんは分析家。ご自身や家族としっかり向き合って現状を分析し、起業や移住といった大きな決断をしてきました。
物腰やわらかな雰囲気ですが、クレバーで、話しているとぼんやりしていたものが明確になってくるようなこともしばしば。
移住者として、起業家として、新規事業開拓者として、様々な視点で対話してみると、面白い発見があるかもしれません。


本記事では、2023年11月3日開催「人to人ライブラリ@大手モールbar」にゲスト参加いただいたみなさまを「まちの人」としてご紹介しています。

本を借りるように、その人の時間を借りて1対1で対話する
という趣旨のちょっと変わったイベント。
当日の様子は、【開催報告】をご覧ください。


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