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おひとりさまチャレンジが楽しいごはん映画|『私をくいとめて』

最近、家で鑑賞した邦画がとても良いごはん映画だったのでメモします。

『私をくいとめて』は、
勝手にふるえてろの大九明子が監督・脚本を手がけ、芥川賞作家・綿矢りさの同名小説を実写映画化。のんと林遣都が初共演し、おひとりさま生活を満喫する女性と年下男子の不器用な恋の行方を描き出す。(映画.comより引用)

のん演じる、何年も恋人がおらず、ひとりきりの暮らしにもすっかり慣れた31歳の黒田みつ子。彼女が楽しく平和に生活できているのには、ある理由があった。彼女の脳内にはもう1人の自分である相談役「A」が存在し、人間関係や身の振り方に迷った際にはいつも正しい答えをくれるのだ。

みつ子は休日になると、おひとりさまチャレンジをして、すごく楽しそう。合羽橋で食品サンプルを作りに行って、その日の夜はテーブルに食品サンプルを並べながら、デパ地下で買った天ぷらを食べる。
上野の博物館の大きなクジラの前でロブスターロールを食べる。一人焼肉に行き、カフェで一人パンケーキを食べながら近くのテーブルの女子二人の会話を盗み聞く。

一人暮らしも、一人行動も自由で本当に楽しいよねー!と思い出しながら、いいぞ!みつ子!という気持ちで鑑賞していました。
でも林遣都さん演じる多田くんの登場に、気持ちがざわざわして、急に臆病になってしまう、みつ子。
そんな姿を見ると、一人で生きていくのもいいけど、二人もきっと楽しいよ、大丈夫、という応援する気持ちになりました。別に誰かといることが正解じゃない、でも一人に固執する必要もないのかも。大人の恋愛ってもどかしいー!

▼▼『私をくいとめて』に登場するごはん▼▼

この映画に出てくるごはんは、
デパ地下の天ぷら/ロブスターロール/コロッケ/ハートコロッケ/肉じゃが/焼肉/かき揚げ/イタリア料理(パスタ)/エスプレッソ/リモンチェッロ(レモンリキュール)

ロブスターロールは、NY・マンハッタンにて2009年に創業したロブスターロール専門店、LUKE'S LOBSTERもの。
リモンチェッロは、Limone Limoneで販売されていたものだそう。実際に買いに行ける「映画のごはん」として、食べながら鑑賞するのも良さそう!


<グッときたところ箇条書きで>
わざわざ天ぷらをデパ地下で買う意味に共感できる。
一人焼肉いいね!
一人カフェでパンケーキも良い!
野菜のかき揚げいいな〜。たしかに揚げ物は誰かいないと家で作らないよね
ちゃんとサラダも用意しててえらい!
リモンチェッロの瓶が可愛い〜
イタリアで食べるパスタとエスプレッソいいな〜


みつ子の部屋のインテリアも可愛くて見てるだけで幸せ。可愛いだけじゃなくて、ちゃんとみつ子が生活してる部屋だ〜という感じ。ちゃんと使ってる感のあるキッチンがいい!
映画.comより画像お借りしました)

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片桐はいりさんや、臼田あさみさんもすごく可愛い素敵なキャラクターで好きだったな!

あともう一つ。映画で印象的だった場面で、みつ子が他の女性がセクハラにあっているところに上手く反応できず、怒りと悲しみで泣いてしまうというシーンがあって、ここは苦しかった。この苦しさを経験したことがあるからこそ、胸騒ぎと自分の情けなさに共感してしまう。嫌なことは嫌と言える自分になるんだ。

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豆花
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