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この自分でいい、と思えるには?

時々「あぁこの子は自分のことが嫌いなんだろうな」という若い人に出会うと、自分を見ているような気持ちになります。
私も若い頃は自分のことが大嫌いでした。そこから少しずつ変化し、いろんなことを経験して、自分を受け入れられるようになってきました。

そのため今は、昔より「自分を生きていることが楽しい」と思えています。


○アドラー心理学の実践講座

哲学者 岸見一郎先生の、NHK文化センター講座「自分を変えるアドラー心理学の実践」に参加しました。

質疑応答で
【この自分でいいんだ、と思えるためにはどうしたら良いか?】
と尋ねた受講生の方がいました。

いい質問だなと思いました。

なぜならば、私自身どのようにして自分を受け入れらるようになったのか。
考え方を変えた、というのは大きくありましたが、よくわかっていないところがあったからです。

「2つあります」とお答えになりました。


○自分を受け入れるには?

どのようにしたら、この自分を受け入れられるのか。
1つ目。
【人と比べるのをやめる】

これは本当にその通りです。
人と比べても意味がないのです。
人は人。
「人より自分は劣っていると思うことをやめましょう」ということでした。
劣っている自分ばかりに目がいくと、自分のこと嫌いになりますよね。経験済です。

2つ目。
【今のままの私でいいとし、そう思えないなら『今の私から始めればいい』と考える】

このメッセージは心にグッときました。

○今の私からスタートする

【今の私から始めればいいと考える】【人と比べない】というメッセージには、真実が詰まっており、感動しました。

私もいい年齢になり、周囲の若い人や、自分の若い頃と比較して、諦めていること、努力をやめてしまっていることがあります。

岸見先生は「人と比べていることが、ブレーキになっていることがあります」と。

例えば「どうせ頑張ったって、あの人のようになれっこない」と止めてしまう。

「どうせ今から頑張ったって、到底あの人には追いつけない」とチャレンジ自体を諦めることもある。(あるあると、心の中で思っています)

しかし、やりたいならやっていいし、本当はできるはず。

だから、今の自分からスタートして、一つずつやっていくことが大切です。とのことでした。

○自分だけの良さを

補足として、続き

同じようなことをしたって、あの人のようになれないのは当然だし、同じようになったら逆に良くない

自分だけの良さを出せばいい、とご自身のエピソードもお話になっていました。

小学校の写生大会の時のこと。

クラスメイトの描いた絵が垣間見え、みんなが上手で驚いた。
その後、途中まで書いていた自分の絵を、一からまた描き直した。と。

私も写生大会で、同じ経験があったことを思い出しました。

自分の描いた唯一無二の絵であること。
どんなに絵が上手な人でも、この絵と同じものを描ける人は他にはいない。
そう思って、この自分だけの良さを感じること。

2024.1.25「自分を変えるアドラー心理学の実践」より

このメッセージに心があったかくなりました。
写生大会で悪戦苦闘して泣きそうになっている小学生の私に言ってあげたいです。


○まとめ

この自分でいいんだ、と思えるようになるための考え方です。

【人と比べない】
【今の私から始めればいいと考える】
【自分だけの良さを感じる】

これは生きやすくなるためのヒントでもありますね。
いくつになっても、胸に持っておきたい言葉です。



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