愛されていない証拠探し
前の会社の同僚に、すごく仕事ができる女性がいた。
テキパキと仕事をこなす。
みんなを助ける。
困った時には、すぐ駆け付けてくれる。
ミスの後は、即座に再発防止策を考え、その場でプロセスを変えた。素晴らしい存在だった。
ただ彼女…
心理的に浮き沈みがとても激しく、傍から見て、常に心配な存在だった。
大丈夫かなぁ…
心配なことの一つに、「やっぱりみんな私のこと嫌いでしょ」というベースに立った言動。
私は密かにいつも思っていた。
「あ、彼女の、"愛されていない証拠探し"がまた始まったな」と。
例えば、同僚が、自分の悪口を言ってると勝手に思い込んだり。
私のことみんな仕事ができないと思っているんだ、と言ったり。
そんなことない、と言っても伝わらなかった。(唐突にあの無念を思い出した)
セットでついてきた言葉。
「私はこんなにがんばっているのに!!」
キーー(><)というヒステリーと共に。
もっと評価してね♥
私は大丈夫だよね?
うまくやっているよね?
こんなにがんばっているんだから、私の給料を上げてね、
いつもいつもそんなことばかりだった。
何度目かの「私はこんなにがんばっているのに」を聞いたとき。
わかってしまった。
この人は、自分が一番、自分を認めてあげていないんだ、と。
同僚でもなく、上司でもなく、家族でもなく、彼女=本人。
本人が自分にNG出してる。
誰よりも自分が、よく頑張った、と言えてないんだな、と、少し淋しくなってしまった。
すべては、やっぱり私は愛されていない、そう言っているようだった。
これがつまり「愛されていない証拠探し」だ。
愛されていない証拠探しはやめようよ。
「私は愛されて来なかったから」
と彼女はよく言った。
愛されて来なかった過去はつらかったね。大変だったね。
でもね、それと、私が私を愛さない、のは別。
仮に愛されて来なかったとしても、自分は自分を愛してあげていいんだよ。
そう言っても、自分のこと好きになれない!という人には何と言ってあげたらよかったのかな。
いつも自分が中心でなきゃ嫌で、
誰よりも成果を上げたくて、
褒められたくて、いつも自分が大丈夫かを気にしていた。
自分を受け入れることに、
他人の評価は関係ない。
あなたはあなた。
愛されていない証拠探しは、もう終わりにしよう。
本当にありがとうございます😊嬉しくて小躍り!!💖