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情報を与えてくる人

情報をくれる人がいる。聞いてもないのに、わざわざ教えてくれる。

実は、私にもそういう傾向があるようだ。
そのことに今日気付いて、軽くショックを受けた。

なぜなら、私はこの手のタイプが苦手だからだ。
人というかその話をしている時間が苦手なのだ。

さっき、久しぶりに美容院に行ったら、スタッフからの言葉で
店専用のアプリがあるんです。ぜひインストールを
というのがあった。説明は続いた。

「簡単に予約もキャンセルもできます」
「今使っているホットペッパー〇〇のシステムだとよくバグって」
「先日も休業期間中に、予約が入ってて困りました」
・・・。
「電話予約だと、状況によっては出られないことも多いし」
「特に今日なんか、夜は私一人で遅番なんで、電話出られません」
「未だに電話だけって人いるんですよね」
「アプリなら時間は関係ないですから」
・・・。
「あ、でも朝9時半から1時間くらいはつながりにくいです」
「朝だけじゃなくて夕方6時くらいもつながりにくいかも」
「その時間に予約する人が多くて」
「さらに、どこのお店も予約確認で使うので混雑するんです」

まぁ~たくさんの情報の嵐(笑)。
しかもネガティブが多い。
たぶん危機管理能力が高くて、先が読める、優れたスタッフさんなのだろう。

引いたが、私もしゃべりすぎて情報を与えすぎる(笑)、こういう傾向があるわーと思いながら反省した。

良かれと思って、言っているが、全部要らない情報だ。

必要なのは、アプリの宣伝だけで、あとは” 相手の課題 "。
アドラー心理学がここでも生きている。



前から噂話は苦手だった。
その話題で場が盛り上がっていて、聞きたくない時は、席を立つことも時々ある。その人たちが苦手というより、その話の時間が苦手。

例えば、いらないゴシップを教えてくれたり、身近な誰かの話とか、あそこのラーメン屋は美味しくないから行かない方がいいだとか。ネガティブな情報。

逆にポジティブな情報も、今夏に流行っているアイテムはこれ、流行のギャグ、人気者の話、行列ができる店の話、とかだ。

どうしてだろう。ポジティブもネガティブもいらない情報は要らない。

聞いてもないのに話をされると、ふーんとなるだけで、全く残らない。
聞きたくなかったと不快感があることが多い。

最近では、今日の感染は〇〇人でした!、などとわざわざ教えてくれるケース。

ネガティブな情報であれば、こちらに有益と思っているのかもしれないが、マイナスに感情が引っ張られて、いやな気持ちになる。

例えば、それまで関心のなかったラーメン屋さんも、一度まずいと聞けば、前を通るたびに、「ここ美味しくないって言ってたな」と思い出し、「確かにまずいラーメンを出しそうな店だ」と、ネガティブなイメージがつく。一度も食べていなくても、先入観ですでにマイナス。

そういえば、私が生き神様のように尊敬する人が、こう言っていた。

「自分が見たもの、経験したこと以外は、そのことが本当かどうかは信じない」

これはつまりゴシップ的なことを含めて、見ていないから信じない、と回答することも含まれる。

私にはできない。(だから私の生き神様なんだけど。笑)

私は聞いたら信用するし、振り回されてしまうから、ポジティブもネガティブも、いらない情報は与えないで、と心の中で願っている。

そうは言いつつ、今日の美容師さんのように、私も相手に良かれと思っていろいろ情報を与えすぎるところがあった。そういう人、ホント苦手なのに(笑) 私自身がそうだった。

途中から話が耳に入ってこない、ということが聞く側の立場でわかった。

ポジティブもネガティブも、いらない情報はいらない。

情報を与えすぎるのはやめよう。自戒もこめて。


本当にありがとうございます😊嬉しくて小躍り!!💖