『星くずの殺人』

『星くずの殺人』桃野雑派
江戸川乱歩賞の受賞作品。
完全民間宇宙旅行のモニターツアーで、宇宙ホテル「星くず」で死体が発見される。
なんとその死体は無重力空間でありながら首吊りの状態だったのだ。
こんな宇宙を舞台とした、近未来系な科学的ミステリ小説なんて今まで無かったに違いない。
作中では宇宙旅行に関しての科学的な内容が多く含まれているので、一般人が読むと先の展開が予測しづらい点が面白さのポイントでもある。
そして、ものすごくリアリティがあるので、現実の民間宇宙旅行も遠い未来の話ではないような気がして、少しワクワクしてしまった。いてあこの宇宙規模の事件を丸く収めることになったのだ。
#地球だけ
江戸川乱歩もこんな小説が現代で書かれているなんて予想も出来なかったはずだし、エドガー・アラン・ポーもあの世でビックリしているはずだ。

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