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やっぱりあすこですね、公園ですね。美しが丘公園。

 好きな場所?それはやっぱりあすこですね、公園ですね。美しが丘公園。ここで自治会の関係も、街との関係も、みんなできたからね、美しが丘公園が一番です。その中でも特にグランドの一塁側の花壇。作ったのは私です。一塁側と三塁側、全部やったの。一塁側は斜面もあるし、難しいとこ。土の段階から大変だったからねぇ。
 始めたのがねぇ、平成18(2006)年だったと思う。私が、連合自治会引退した時。そっから花壇活動を始めたんですよ。二俣川にあった西部公園事務所が、青葉土木事務所に移管になって、公園コーディネーターという制度ができてたんですよ、それで相談にのってくれるようになって、コーディネーターが来てくれてね。どこかで一度使った芝桜をはがしていっぱい持って来てくれて、リサイクル。みんなでこうやって根をほぐして植え付けて。本当は3年に1回植え替えるといいらしいんだけど、これまでに2回くらいかねぇ、植え替えたのは。
 公園の下の方のね、今ペアツリーがあるところ、あすこがね 、昔は沼だったんですよ。すごく大きな沼だったらしいね。で、三叉路あたりは田んぼだった。高いところはずっと山だったんです、で、それを切ってぱーっと谷を埋めて。そんなわけでね、ここを開発した残土がみなあすこにぶち込んであるから、大きな石が多くてね、一塁側の土を入れ替えてやる時にはね、ほーんと苦労したんですよ。私はね、その花壇の一マスにいくつの苗が植えられるか、図面も描いたりしましたよ。元石川郵政社宅からもたくさん手伝いに来てくれたりもしましたし、肥料のやり方に詳しい人がいてね、彼が担当した花壇の部分はすごく状態が良くなりました。美しが丘中学校の校長先生が熱心で、花壇を二マス作ってくれたりもして、今でも美中生が世話してくれてるよね、そこは。でね、平成21(2009)年に、美しが丘公園愛護会は「第20回全国みどりの愛護のつどい」で国土交通大臣賞を受けて表彰されてんですよ。ズーラシアのそばまで行って表彰を受けたとき、皇太子と皇太子妃(今の天皇夫妻)に会って。すごい警備だったねぇ。

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 私は、連合自治会は平成10年(1998年)から18年までやってましたね。14年からは副会長やってた。で、なぜか縁があって、それからずーっとね、連合自治会に関わってる。最初は団地の役員が回ってきたんですよ。評議員で。それをやると自治会もやらないかんようにできてるんですよ。平成9年から、自治会関係に入って、平成10年頃からは美しが丘の連合自治会に入れられちゃってね、夏祭りやったりしてたんですよ。前はね、夏祭りは、商店会は商店会で勝手にしてたわけよ、それを一緒の日にしてね、それもあっていろんな人とのつながりができたね。ゴミの問題もやったしね。
 私はね、公園のために尽力できたと思います。思うようにはなった。ものすごく、きれいな公園になったですよね。遊具も作り直したし、健康遊具も入ったし。桜基金で十何本サクラをこの10年で植えてきたでしょう、商店会がよくやってくれたんですよ。

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 花壇はね、土曜日は全員出るようにして、花を植えたり、草むしりが必要な時、水やりなんかは交替で出てます。私も今でも土曜日は出てる。今ね、花壇の愛護会は6人ですね。もうなかなか人がいないから、ほとんど全部うちの朋友会、団地の老人クラブですよ。今ね、元石川郵政がなくなったということで、非常に公園の管理上、エラいですねぇ。だからこれからやってくの大変だな~と思ってるんだよね。駅前のマンションもみんな働いてて忙しいし、奥さん方が多いしね。男の人も、グランドゴルフとかスポーツはやるけどね、なかなか花壇ちゅうとやらない。
 あのねぇ、私ね、たまプラーザ団地に住むなんて思ってもいなかったのよ。でも、女房の母がつくし野にいてね。子どもが小学校に行く関係もあったもんだから、昭和52年(1977年)の2月にここへ来させて。私はあちこち現場に単身赴任で、家はもう空けっぱなし、任せっぱなし。子どもが小学校から中学校出る間くらいはほとんどいなかったですね。最近じゃ人口が減ってるっていうけども、割とたまプラーザって、減らないですよね、若い人も来てくれてる。みんなの来たい街、いいんじゃないですか。 私も住んでみて、もう42年になるのかね、やっぱり、あ、いいとこだなって思うもんね。

須田春男 3

インタビュー:2019年 夏

このおはなしは2019年No.006号に収録されています。冊子をご希望のかたはご連絡ください。冊子は無料、送料180円でお送りします(5冊まで送料は同じ)。「街のはなし」プロジェクトを、スキやサポート,snsのフォローなどで応援していただけましたら大変励みになります!どうぞよろしくお願いします。

企画・文: 谷山恭子
写真:藤井本子

編集・校正: 谷山恭子・藤井本子・伏見学・街のはなし実行委員会

発刊:街のはなし実行委員会


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