見出し画像

N35°34’49.30” E139°33’23.80”  生活の道

2015年の2月に引っ越してきました。
好きなところというと、僕は団地に住んでいまして、ほとんど家と駅の間くらいしか行き来をしないんですね。で、ピンポイントでいうと、その間に美しが丘第1号歩道橋というのがありまして、そこですね、好きなところは。
駅から歩いてくると、その歩道橋をわたって団地の敷地にこう、はいっていくんですけど、歩道橋にさしかかる時にほぼ正面に自分の住んでいる部屋が見えるんです。

画像1

歩道橋には昭和43年8月竣工というふうにかいてありまして、団地ができたのも同じ43年。美しが丘っていう町名になったのはその翌年ですかね。ちなみにここが青葉区になったのって、94年くらいですよね。わりと最近だというのを知りました。
ここは当時いわゆるニュータウンだったと思うんですけど、そのためか団地の中の空間はすごく余裕があるというか、造りがいいですよね。それで、この歩道橋を通ると新しい街にはいっていくような、そういう当時の高揚するような雰囲気を感じるんですね。実際はもうずいぶん古い団地なんですけど。
ここには物件が偶然見つかって引っ越してきたわけなんですが、この歩道橋からのアプローチはとても気に入っています。団地に生活されている方がいつも通る「生活の道」という、その感じも好きです。
あとは僕の住む棟の前が、ちょっとした原っぱになっていて、そこがときどき臨時駐車場になるんです。普段は車停めちゃだめなんですけど、車が多い時にはそこに停めることができるんですね。そうやって緑の上に車が停まっている風景も、けっこう好きです。それで、その原っぱのとなりには刃物の研屋さん、八百屋さんと、あと花屋さんがときどき出店しています。団地のこの雰囲気、ずっと残ってほしいなと思いますね。

画像2

画像3


よろしければサポートをおねがいします。サポートは、今後の「街のはなし」の冊子発刊費用に使わせていただきます!