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N35°34'58.40” E139°33’12.21”『小学校の思い出はほとんどそこですね。ドーナツ公園の、タイルのところ。』

小中は美しが丘小学校、美しが丘中学校です。育ったのは、ばりばり美しが丘です。
ぼくダブルダッチっていう競技やってて。わかりますか?ダブルダッチ。「縄龍」というチームで、いつもドーナツ公園であつまって練習したりとか。小学校の思い出はほとんどそこですね。ドーナツ公園の、タイルのところ。
えーと、小学校4年生から中学校3年、6年間くらいですか。そっから高校受験とかあってばらばらになって、それぞれやめちゃったんですけど。毎日、小学校おわって、ドーナツ公園にあつまって練習するっていう感じ。近所のかたに見に来ていただいたりとか、お菓子差し入れていただいたり、暗くなってきたら近所の人たちがおにぎりやご飯差し入れしてくれたりとかしてました。毎年たまプラーザの夏祭りでもやってて、テレビとか雑誌とかにもでてたので、けっこうたまプラーザの人たちには認知度が高くて、それでいろいろ差し入れしてもらったり、仲良くなったりとかしてました。ダブルダッチの世界大会でいろんな国にいったりしてたので、その当時はすごいって言われてたかもしんないです。ニューヨークとかサウスカロライナとかカナダとかいきました。世界大会は毎年おこなわれてて、それに出場するために日本代表になって、そっから世界大会いくという感じです。その練習をドーナツ公園のタイルのうえでやってました。あと、もう変わっちゃったんですけど、たまプラーザの駅前とかでもやってました。昔の駅のとき。
メンバーは9人くらいいました。2本の縄跳びで音楽にのせてダンスしながらパフォーマンスしたりとか。そのひとつひとつの技の点数とか完成度とかを競う。速く跳べるか、1分間に何回跳べるかみたいな競技もあって、そのふたつが主で、どっちも力いれてた気がします。そのふたつは競技として別なので。5人のチームと4人のチームにわかれて大会に出場したりしてました。

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ぼくはいまは大学にかよってて、今年からアイルランドに留学にいく。いちおうかたちとしては語学留学なんですけど。むこうの音楽を学びたいというのがあって。ぼくずっとバイオリンやってたんですけど、去年くらいにフィドルっていうアイルランド音楽に興味もって。それが飲みながら音楽奏でながら、みんなで踊るんです。音楽の興味がベースにありつつっていう感じなんですけど、ダブルダッチの経験も影響してるかもしれません。

美しが丘は、やっぱり公園が多いっていうのがいちばん小学校のときは嬉しかったですね。あつまれる場所が多くて。近所の公園にみんなあつまってて、どっかいけばかならず誰かいるって感じだった。それこそジャブジャブ池とか、そこの隣にある会館とか、そこの前のちょっとひろい駐車場も、あそこでも遊んだりとかしてました。最近、子どもたちいないですね。昔とちがう感じがします。街はだいぶかわりましたね。昔は、たまプラーザって家族でゆっくりできるような街だったと思うんですけど、いまはもう駅前に集中しちゃって、駅にみんないくって感じで、駅から少し離れたところは土日でも人があんまりいない。少し駅にかたよっちゃっているのかなって思うので、もう少したまプラーザの街全体に点々といろんな施設とかができたりして、あつまれる場所ができればいいのかなと思ったりします。

小西亜門 2

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インタビュー:2017年 夏

このおはなしは2017年No.004号に収録されています。冊子をご希望のかたはご連絡ください。冊子は無料、送料180円でお送りします(5冊まで送料は同じ)。「街のはなし」プロジェクトを、スキやサポート,snsのフォローなどで応援していただけましたら大変励みになります!どうぞよろしくお願いします。

企画・文・写真: 谷山恭子
編集・校正: 伏見学・街のはなし実行委員会
発刊:街のはなし実行委員会

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