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流行りなのか、媚びてるのか?

若者文化は金になる?

ファッション業界は、何期か先の流行りのデザインや色等を、前もって決めていると聞いた事がある。自分達で主導権をとって、業界を動かしていると言える。それは、消費者が踊らされていると言っても差し支えないだろうが、私には好感がもてる。業界のプライドが感じられるからだ。

対して、日本の消費活動や流行はどうだろう。良く言えば、消費者ファースト。消費者、とくに10代の女性をターゲットにした幼稚な流行を作り、消費をうながす。確かに、10代女性をターゲットにすれば、それに伴う10代男性、馬鹿な成人男性の消費活動が見込め、企業は増収増益を見込めるのだろう。しかし、日本文化としての発展を考えた時、その思考で日本の文化を守る事は出来るのだろうか?


死に逝く、日本文化

はるか昔の高度経済成長期、バブル経済期、経済的な成長をささえた団塊の世代の子育て期、若者文化で潤っていた業界も多かったのだろう。あらゆるヒット商品が日本の文化を形成した。

やがて、そんな時代も終わり、経済不況の時代に入った数年後、団塊ジュニアも大人になり、少子高齢化時代に入った。この頃から、日本文化の崩壊が始まったのだと思う。若者文化で揚げていた利益の余剰分で、辛うじて守られていた大人の文化が利益をもたらさない文化だと、次々と切り捨てられ無くなっていったからだ。その後、大人と子供、共に楽しめる物は無くなってしまったと言っても差し支えないだろう。経済活動が日本文化を殺したのだ。


世界に誇る?オタク文化

世界に誇る文化として、元々はサブカルチャーとして発展してきた『オタク文化』ですが、ゲーム、アニメ、漫画、フィギュア、アイドル等、多岐にわたり、経済活動としては大きな効果があります。しかし、一部の人間にしか理解出来ない微妙な分野が多く、業界がニーズに合わせる形になるため、一般的な流行とは、かなり違うように思います。


本当に流行っているのか?

ついこないだのタピオカブーム、一体どこで起きていたのだろうか?少なくとも私の周りでは、流行っていたようすは無かった。一度も、飲みに行こうと誘われなかったし、飲んでいる人を見た事も無かった。

韓流アイドルの話をしている若者を見た事も無いし、話してるのを聞いた事もない。カーステレオから、もれ聞こえてきた事も無い。そもそも、どいつが韓流か判らない。

需要があるからと、学校で始まったダンスの授業。でも、街角で踊っている子供を見た事も無いし、見かけるのはYouTubeの動画の中でだけ。しかも、ほとんどがプロ。本当に、ニーズはあるのか?

最近の歌に、よくあるラップパート。ラップが流行っているような雰囲気だが、ラップバトルがどうのって話しは、一切聞いた事がない。ラッパーが格好いいと、ラッパーの真似してる若者を見た事が無い。

それぞれ何処に行けば、ブームを実感出来るのか教えて欲しい。


マスコミが弱体化したから?

昔に比べ、マスコミが力を持たなくなったからなのか、多様化が進んだからなのか、誰もが乗っかれるブームって無くなってしまった。

一部の人に媚びたみたいなブームは、拡げないで欲しいです。

迷惑以外の何物でもないので。





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