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スキルを磨くために理解しておくべき5つの要素

昔、セブ島(フィリピン)の語学留学で、英語の勉強に行ったことがあります。

そのときに、英語の習得よりも何よりも、得たものがありました。

それが、「勉強法そのもの」や「スキルとは何か?」という自分なりの解釈です。

(自分の英語レベルについては、字幕なしの英語が何となくストーリーを追えるような微妙なレベルで終わっております 笑)

結論として、スキルが成り立つ要素は、以下の5つがあることに気が付きました。

①【解像度】全体図を描けること
②【知識量】知識やノウハウの量が多いこと
③【再現性】いつでも実行できること
④【体現速度】短時間で実行できること
⑤【結合】応用を利かせられること

前に、「スキル=体系化」という内容の記事を書かせて頂きました。

その「体系化」の中身について、一歩踏み込んで、解説していきます。


スキルが成り立つ5つの要素

①【解像度】全体図を描けること

1つ目が、全体マップを描けることです。

例えば、「英語を話すためのスキル」の全体図を描いてみましょう。

私は英語の専門家ではありません。この図解が本当に正しいかは断言できません。

ただ、「英語を話すためのスキル」をイメージしたときに、この全体マップを描くことができます

スキルとして体系化するために、まず必要なことは、全体図を描けること


道を尋ねられた時に、頭の中で地図を描けていないと、道案内ができませんよね?

だから、スキル体系化の一歩は、全体図の解像度を上げることです。

そして、熟練するごとに、より細かな全体図を描けるようになるはずです。


②【知識量】知識やノウハウの量が多いこと

全体図を描けたのであれば、各パーツの知識やノウハウの量を増やしていく必要があります。

英語の例では…

・知っている単語や文法が多い
・ライティングやリーディングのコツを知っている

といったイメージです。

たくさんの知識や情報をインプットしていく段階ですね。


③【再現性】いつでも実行できること

次に、「知っている」だけでは、スキルとしては活かせません。

「知っている」から、「できる」状態に持っていく必要があります。

・英語で挨拶を交わせるようになる
・英語で話しかけられて、聞き取ることができる

最初はおぼつかない英会話でも、まずはやってみることで、「できる」ようになる。

それには、インプットした知識をアウトプットしてみること。

そして、何回かアウトプットを繰り返してみること。

このプロセスを経て、いつでも「できる」という再現性が培われるはずです。


④【体現速度】短時間で実行できること

「できる」ようになったのであれば、今度はスピードが求められてくるはずです。

・TOEICで短時間に問題を解く
・英語で接客やコミュニケーションができるようになる

時間をかけて実行できたとしても、実用レベルには中々活かせません。

ある程度の速度を持ってこそ、スキルとして発揮することができます。

熟練をしていくと、無意識レベルで「やっている」状態になっているでしょう。


⑤【結合】応用を利かせられること

最後の要素では、異なる場面や状況でスキルを活かしたり、複数のスキルパーツをつなげて考える力が必要になります。

簡単に言うと、応用が利かせられるようになるということです。

・適切な場面で、適切な英語の言い回しができる
・話し言葉(スピーキング)と、書き言葉(ライティング)で表現方法を変える

スキルの出し入れが自由にできるようになると、様々なことを結び付けて、考えられているはずです。


各要素をそれぞれ伸ばす

スキルの5要素は、①→②→③→④→⑤の順番で身につきやすいと思います。

ただ、スキルを磨くときは、各要素ごとに訓練することも可能です。

①【解像度】→より細かな全体図を描けるようにする
②【知識量】→インプットの量を増やす
③【再現性】→アウトプットの量を増やす
④【体現速度】→1つのアウトプットを繰り返す
⑤【結合】→あらゆる場面を想定する。実例をこなす。

最もよいのは、バランスを取りながら伸ばすことかと思います。

ただ、スキルの要素を理解していれば、足りない部分を伸ばすといったアプローチも可能となります。


特におススメなのは、①のスキル全体図の解像度を上げること。

意外と怠ってはいませんでしょうか?


最後に

あえて、専門ではない英語を、例として挙げてきました。

例えば私であれば、「経理」や「FP」について、もっと詳しく解説できます。

それは、1つのスキルとして、体系化ができているからです。


きっと皆さんも、よくよく思い返すと、気づかぬ内にこのステップを辿っているはず。

でも、スキルが成り立つ要素を理解した上で学ぶのと、意識せずに学ぶのでは、習熟度が大いに変わってくるでしょう。


得意なことをスキルとして、つなげていきたいとき。

自分の持つスキルを、さらに磨いていきたいとき。

この5つの要素を思い出してみてください。

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