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「まちのコイン」メディア反応のまとめ

師走ですね!まちのコインの広報担当の梶陽子です。
今年を振り返ってみると、5月にカヤックに転職してまちのコイン担当になってから、12月の「SDGsつながりポイント」実証実験終了まで、この取り組みを広く知ってもらうために奔走した一年でした。なので、今はまちのコインロスです・・・泣

おかげさまで、新聞やテレビなどで取材され、実証実験には多くの人に参加いただけたので、広報としてはとても良い一年になりました。そして私個人にとって鎌倉の仲間が増えたことが、まちのコインに関われた最大の収穫だったと思います。

では年末らしく、広報視点でメディア掲載より、まちのコインの一年を振り返ってみましょう!

地域通貨で「人のつながり」を可視化する。(Coindesk Japan 3月6日)

地域固有の魅力を”資本”と捉え増やすことで、多様性のある「面白い」地域となるという考えを提唱する弊社代表の柳澤の著書「鎌倉資本主義」が発売され、地方創生関連の取材をいただく機会が増えました。

「鎌倉資本主義」を実現していくためには、「人のつながり」である地域社会資本、「自然や文化」などの地域環境資本が抜け落ちないように設計していくことが必要。そのためのアイデアとして柳澤氏が構想するのが、ブロックチェーンを活用した地域通貨だ。(Coindesk Japanの記事より抜粋)

この頃は、「コミュニティ通貨」ではなく、一般的にわかりやすく伝えるために「地域通貨」と言っていました。また当初は、ブロックチェーン技術を使おうと考えていたので、「ブロックチェーン上の地域通貨アプリ」と書かれていますね(汗)
ちなみに、現在のアプリの仕組みは、柔軟な使い方・もらい方に対応できるよう分散台帳技術を使った別のフレームワークを活用しています。

「面白通貨」で地方を変える(NewsPicks 8月20日)

初めてまちのコインというサービス名を公表したのは、このNewsPicksの記事でした。この頃には、アプリの開発が佳境に入っていたので、具体的にイメージできる使い方やもらい方、ゲーミフィケーションの活用までを話し、いよいよ動き出すという期待感を醸成したいと思って望んだインタビューでした。

720Picksと反響も大きく、東京一極集中に対する危機意識や日本のGDPが景気指標と乖離しGDP”だけ”では豊かさは測れないことについてコメント欄で議論されていました。そして、まちのコインに対する期待のコメントは、事業に関わる者として大変励みになりました。

「通貨」が強化するコミュニティーのつながり(日経ビジネスデジタル9月26日)

日経ビジネスでは、来年本格導入を検討している北海道下川町のご取材をいただきました。その中で、まちのコインをじっくりお話しする機会があり、日経ビジネス本誌に加え、デジタルでも神奈川県の「SDGsつながりポイント事業」の受託発表に合わせて記事にしていただきました。

従来の地域通貨は、地元経済の活性化のためにお金を循環させることを目的としていることが多く、参加した商店は値引き販売などを余儀なくされることも少なくない。まちのコインにもそうした狙いはあるにはあるが、それ以上に重視しているのはつながり。ソーシャルキャピタルを増大させる、地域外の人とのつながり強化する、交流を増やす、といったことが主目的である。(日経ビジネスデジタルの記事より抜粋)

コミュニティ通貨」という言葉が初めて使われ、そして従来の「地域通貨」との違いが明確になった内容でした。

地域通貨特集(TBSあさチャン!11月22日)

11月21日の「SDGsつながりポイント」実証実験の初日には、メディア向け説明会を実施。神奈川県理事の山口さまやカヤックのまちのコイン事業担当者が、SDGsつながりポイント事業の意義や実証実験の内容などを説明し、実際に記者の皆さんにアプリをダウンロードいただき、コインのやりとりを体験していただきました。

そして、御成通りのごみ拾いでコインを獲得し、フードロス防止のためカフェSiblingで売れ残りのパンをコインでもらう様子が、TBS「あさチャン!」のスタジオ内で紹介されました!

過去に「鎌倉資本主義」に関するご取材をいただいた、Business Insiderの浜田編集長が「地域のお店や地域の生産者を元気にするための、『地域資本主義』という考え方ができていて、新しい発想の地域通貨になっている」とスタジオでコメントされていました。そして地域でこの取り組みを根付かせるために、鎌倉では市民を巻き込んで議論してきていることにも言及されていました。カヤックのこれまでの取り組みに注目し、熟知いただいた上でのコメントに、関係者一同、胸熱でした(涙)

人をつなげ、まち活性化(読売新聞12月17日)

実証実験最終日の前日、読売新聞では地域通貨「電子版」で再脚光と、他の地域通貨の紹介の中で、「人をつなげ、まち活性化」という小見出しもつけてもらい、大きく取り上げられました!まちのコインのやりとりによって、人と人とがつながり地域が活性化するという内容で記事にしていただきました。取材後記には「コミュニケーションの楽しみも加わったことで新たな可能性を感じた」と、まちのコインへの期待を示していただけました。

来年に向けて

5月ごろから、メディアをいくつも訪問してまちのコインの説明をしてきましたが、今思えば、まだその頃は「つながりを可視化する」という実感を私自身が持てていなかったと思います。これは、広報として猛省ですね。。実証実験を終えた今なら、ビーチクリーンや朝活での人との出会いや、初めて入って気づけた地元のお店の魅力など「人と人とのつながり」が、まちの活性化や地域の課題を解決する力になる可能性について、もっとお話しできます!

来年は、小田原での「SDGsつながりポイント」本格導入や北海道下川町、福岡県八女市での取り組みもあるので、実証実験の振り返りを元にメディアの皆様に伝えていきたいと思います。

最後に・・

ご取材いただいた記者の皆さま、そして取材にご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。良いお年をお過ごしください。
そして来年もまちのコインの展開に、どうぞご期待ください。

広報の問い合わせはこちらへお願いします。まちのコインの今後の展開や、コミュニティ通貨とこれまでの地域通貨の違い、そして鎌倉ならではの面白いコミュニティ通貨の事例など色々とお話しすることができます。


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